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ぼうや、もっと鏡みて (白泉社花丸文庫 ひ 5-3)

ぼうや、もっと鏡みて (白泉社花丸文庫 ひ 5-3)

ぼうや、もっと鏡みて (白泉社花丸文庫 ひ 5-3)

作家
樋口美沙緒
小椋ムク
出版社
白泉社
発売日
2011-06-17
ISBN
9784592876649
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ぼうや、もっと鏡みて (白泉社花丸文庫 ひ 5-3) / 感想・レビュー

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miyu

うわっ、俊一ややこしい。。てのが一読後の感想。ノンケの彼が迷いに迷うというのが肝だろうし、こういう性分の子はいろいろと面倒なのもデフォだが。それにしても腹括るまでが長い!あんた幼稚園の先生に望の面倒を見てと言われたその日から、絶対に彼のこと好きだったでしょ!と親戚のオバちゃんみたいな気持ちになった。でもなかなか認められずにグルグルグルグルする俊一もある意味おいしかったので良しとする。それにひきかえ望の男らしさよ(笑)彼の自称がボクではなくて"おれ"なのも好み。見かけは可愛いが心持ちは男前だ。幸せにおなり。

2018/06/17

とらこ

【愛はね、】続巻。前巻とは語り手が変わり、俊一目線でストーリーは進む。どん引きする数々の暴言をはく俊一。私ならいくら好きな人でもあれだけ言葉の暴力で傷つけられたら百年の恋だって冷める。むしろ軽蔑する。前巻では分からなかった俊一の苦悩と迷走に保身の一途だったのかなぁと感じた。【普通】という枠から逸脱することは他人事なら軽く考えてしまうれど当人のプレッシャーは相当なのだと感じた。マイノリティへの難しい題材だったけれどその重みがとても良く作用した作品でした。

2015/09/16

マッコリ

俊一の心模様が丁寧に綴られすぎてイラッとするわ焦れったいわで身悶えました。俊一がイライラするごとに読んでるこっちもイライラ。何度「このバカ!」と思ったことか!クールそうに見えたけどいろいろたまってたんだね(笑)前作が消化不良気味だったので俊一が豹変してバカップルになるまで見届けられて良かった。【D】

2011/08/01

みずほ

評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★★★ 大学生×調理師学校生。「愛はね、」から1年後。俊一視点。前作では、望の性格に苛々したが、今作では、俊一の超煮え切らなさ・狡さに腹がたった。「傷つけられても許してしまう」望のマリアのような優しさ。そんな望を一番傷つけていたのは、過去の男の誰よりも、俊一本人だった。てか、望を本当に傷つけられたのは俊一だけだったのかも。土壇場まで、自分の本心(=鏡)に目を背けていた俊一。自分の心に言い訳ばかりで、超カッコ悪い攻だったが、巻末SSがゲロ甘なので許す。番外編Pは二人の初キス編

2011/07/03

天使を愛するアカウント

「愛はね、」続編で完結編。うーん、じれったい!俊一視点で進む話は、往生際が悪く、ある意味暴力を振るう人より勝手でひどい。でも嫌いになれないのは人間らしさを感じるからというのと、望が本当に俊一を好きだというのを「愛はね、」で知っているからかな、という意味でホントに上手いと思う。最後のおまけ、望視点のショートで2人がすっかり甘々なバカっぷるになってることがわかって嬉しかったし、ペーパーで2人の初キスの話が読めたのも嬉しかった!そして出番は少なかったけど兄さりげなくいいぞ!兄wスピンしても面白いと思いますw

2011/06/20

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