わたしにください-十八と二十六の間に- (白泉社花丸文庫 ひ 5-12)
わたしにください-十八と二十六の間に- (白泉社花丸文庫 ひ 5-12) / 感想・レビュー
黎明卿(禍腐渦狂紳士タッキー)
【……俺にください。お前を、愛する方法を。そう思ってた(森尾)】エロス度☆森尾×路の続編で、18歳と26歳の彼らの恋が繊細に描かれています。路が好きなのに彼をレイプした罪悪感で自分を許せない森尾視点が辛く、過去が因果応報の如く理不尽さで2人の仲に忍び寄る展開がドン底。路は森尾を許してるのに、自分を許せず彼を愛する資格がないと涙する森尾に私も胸が何度も張り裂けそうになり、両想いなのに一緒になれない苦しさをこれでもかと味わいました。もうさ、最後の路の頑張りに大号泣だし、森尾のヘタレ!!って叫びたくなります!
2019/12/19
青龍
森尾には共感はできないけど、焦燥ぶりは気の毒になるほど。強姦から始まる関係はストーリー展開としては好きではないけど、心理描写がいいから、強烈な嫌悪感はなかった。この先、ふたりでゆっくりと歩んでほしい。よく、自分の気持ちを話そうねー。それにしても、ビックリしたのは、大村! 実は、結構いいやつじゃん!
2020/02/02
きょん
攻の他人への思いやりの全くないクズっぷりに、森尾家は情操教育というものを全くして来なかったんだろうか、もしくはある種の発達障害かと思ってしまった。路を好きになった事で自分がこれ迄犯してきた様々な罪に打ちのめされる攻のショックは解るけど、8年経ってもまだヘタレている所はイラッと来た。路くんが頑張ってくれなかったら成就しませんでしたよ。赦しあって生きていく、というのは美しいと思うけど『お互い』でなければ意味がないとも思うな。
2020/01/21
桐ヶ谷忍
「わたしにください」の続編にして完結編。BL。樋口先生の小説ではほとんど泣かされてしまう。主人公がいじらしすぎる。そして作者は主人公に対して容赦がない。それを救ってくれるはずの相手が、主人公を強姦したという繋がりから恋愛が始まってしまうので、すれ違いだらけで切ない。下手な小説よりずっと面白いBL小説。
2020/01/19
かいり
どうなるかと一気に読みました!8年は長いよね。小冊子つき買っててよかった。そこまで読んでの満足感です(*^^*)
2021/10/09
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