風と木の詩 5 (白泉社文庫)
風と木の詩 5 (白泉社文庫) / 感想・レビュー
アイアイ
クルティザーヌ高級娼婦だった母、子爵の父の身分違いの燃える愛。セルジュの両親の話は切ないけど風と木の詩の中で何度でも読みたい物語です。本編は1度読むと、全エネルギー使い果たしちゃう(^◇^;)4歳の子の目に平手打ちする伯母が最低。▷図書館
2016/03/11
セシル
【長文ご注意です!】ひたすら切ない…。まるで悲恋を暗示するが如く、オペラ『椿姫』を観劇中にアスランと高級娼婦・パイヴァは出会い恋に落ちる。自分の夢を諦め家風を優先してきたアスランにとってパイヴァは初めて全てを犠牲にしても自らの手で掴みたい女性でした。身分差の壁を乗り越える二人の恋愛に熱くなり、幸せを心から応援したくなりました。セルジュの真っ直ぐで向う見ずな情熱はこの親だからこそなのね…と実感。一つ得たら何かを失う現実が、とても悲しかったです…。(※小説『椿姫』も実話を基にしていて号泣ものですね…)続く→
2010/09/22
フロリゲン
アスランは周りの人々を幸せにすることに心を砕いていたが、クルチザンヌ(高級娼婦)でありジプシーの血を引くパイヴァに一目惚れしてから自分自身の人生を生きたいと強く思うようになる。誰かのものではなく、与えられたものではない、自分の人生を。子爵という立場からアスランは深く苦悩するが、周りの人々を苦しませることになっても自分の心に正直に生きることを決め、パイヴァ以外の一切を振り捨てて一個人としての人生を歩み始める。自分の心に正直であるために自分に出来るだけのことをし、まっすぐに生きるアスラン。思わず泣いちゃった。
2015/05/05
ゆあん
図書館にて。ココットとにコケットリーって世界がいいなぁ。パイヴァはかわいいし、アスランが始めて自分の気持ちを優先させた出来事だというのも理解は出来るし、あぁ愛の逃避行!でわくわくドキドキでよかったんですけど、やっぱりあなた寿命が短いとわかっていたよね?と思うとうーん…パイヴァやセルジュ、死んだお父さんがかわいそう…半ば向かえやっぱり名作はおもしろい!読みごたえあんなぁ!
2014/10/11
ちるるん
セルジュの父アスランと、母パイヴァの物語はとてもロマンチックなラブストーリー。ひたすら真実の愛を求めて自分に忠実に生きようとする二人に涙。せっかく手元に引き取れたのに全然孫と一緒にいられなかったおじいちゃんも哀しかったな…。生きてたら可愛がってくれただろうに(T-T)
2014/04/28
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