風と木の詩 第9巻 (白泉社文庫)
風と木の詩 第9巻 (白泉社文庫) / 感想・レビュー
瑪瑙(サードニックス)
出版社が違ったので間が飛んでしまった。後日借りて読む事にしよう。深く結ばれたセルジュとジルベール。しかし周囲がほっておいてはくれなかった。学院から逃亡する計画を立てる。しかも友人たちが手助けをしてくれた上にロスマリネも手を貸してくれた。しかしパリで暮らし始めた二人に世間の恐ろしい魔の手が忍び寄る。
2020/03/04
アイアイ
ジルベールがセルジュに恋を燃やして今になって焦り引き離すオーギュ。この人も愛を知らず不器用。 父親だと明かす前に、心から愛してると一言伝えていたらジルベールはどう答えただろうか? 生徒たちの協力もあり、引き離されまいと二人は学園を去りパリで生活。裕福な家柄の二人が初めて生活苦や現実の 厳しさを知る。一日でも長く夢見て生活は出来ないのよジルベール・・!何気にジルの脱童貞巻でしたね。▽図書館
2016/03/17
ちるるん
オーギュの手からの逃避行。ロスマリネがここにきていい人になり、ジュールとの関係が変わったところが興味深い。パリでの生活は、小さい頃に貧しい暮らしをしたことのあるセルジュとジルベールの金銭感覚の違いが露呈。まあそうだよね。貴族様だし、あんな育てられ方をしてたら食べ物や服がどこから来るのかなんて考えてもいないよねwしかしどこにいても好色な男に狙われるジルベール、不憫だ…。
2014/04/28
文句有蔵
駆け落ち。愛だけで腹が膨れるならどれほどいいことか。しかし二人を待っていたのは現実の生活。「みじめになるために来たんじゃない」というジルベールの言葉は重いが、だからといって美貌を売るだけの才覚もない。「相手の嘘が見破れないのは愛していない証拠」。自分にそれが出来るだけに、相手にもそれを望むことは間違ってはいないのだろうけど、生活の重さがセルジュの感性を鈍らせていることも、また無理のないことだと、恐らくジルベールにはわかっている。「重荷」になっているのは自分だということも。胸の痛い巻だった。
2014/10/17
ゆあん
図書館にて。愛の逃避行!と思ったけどありゃーダメじゃんジル。まぁ生活環境は最悪でも湯水のようにお金が出てくる家で育ったから理解できないか。カミイユともOKなんだ…めんどくさいよジル!しかしひとときも落ち着かせてくれない漫画やな。
2014/10/14
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