妖精王 第1巻 (白泉社文庫)
妖精王 第1巻 (白泉社文庫) / 感想・レビュー
イスタ
山岸さんの世界観好き。北海道と妖精たちが住む世界 ニンフィディアの繋がり。人間でもなく魔物でもなく、物質でもなく精神でもない、なにかとても不思議な中間の世界「妖精の世界」。妖精の生息している世界は、柔らかくしなやかで、自由に形を変えていく。しかし、ちょっと乱暴に扱うと、その世界は、たちまちにして霧の中に消えていってしまう。(解説の抜粋)
2021/03/12
阿部義彦
名前だけは知っていましたが、初めて読んでます。凄い物語世界で引き摺り込まれます。ユーミンの「優しさに包まれたなら」の世界。♪小さい頃は神様が居てー。ひたすら次の巻が楽しみです。
2016/01/07
sibasiba
再読。北海道とケルトの妖精の国がつながってる設定が面白い。昔読んでいた時は気にしなかったが味方側が男同士の友愛が強調されてて、敵が女でどういう訳かギリシャモチーフなんだな。石像の倒し方とか良い。
2015/08/08
文句有蔵
そういえば、雑誌連載時に「さっぱりわけわからん」と投げ出したっけな、と思いつつ、以来数十年の今はと思い読んでみた。「やっぱりわけわからん☆」(笑)どうにもこうにも私にはファンタジーが理解出来ないようだ。神話は好きなんだけどなぁ。しかしまぁ、寄る年波で、投げ出すことなく完読は出来た。山岸涼子は含蓄のある話を描くのでそれを期待したが、今のところはそれはないようだ。精々プックが欲しがっている「友情」がテーマ?くらいの見当。次巻に期待。
2014/03/18
メグ
本棚の奥から発掘して再読。病気で北海道に転地療養にきた高校生の爵(ジャック)が妖精の世界で冒険をするお話。実際の北海道と妖精界(ニンフィディア)はパラレルワールド だけど微妙にリンクしていて楡の木や月影の窓から往き来できます。登場人物もアイヌやケルト、ギリシャなどの神話や伝説から引用されていますが、作品の中で完璧にミックスされていて新たな世界が作り出されています。一巻では爵がニンフィディアの存在を知り妖精王として冒険を始めるところまで。
2013/07/29
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