妖精王 第2巻 (白泉社文庫)
妖精王 第2巻 (白泉社文庫) / 感想・レビュー
阿部義彦
ギリシア、ケルト神話のみならずアイヌや日本の件(くだん)まで、ありとあらゆる妖精妖怪を換骨奪胎してイマジネーションの奔流で混ぜ合わせて一つの物語にするその力業には恐れ入ります。ただただ呆気に取られるばかりです。
2016/01/07
sibasiba
再読。北海道と妖精の国が重なっている世界を旅する主人公。ケルトやギリシャだけでなくカムイや件やアプサラスと国際色豊かになってきたな。
2015/08/08
文句有蔵
頑張って読んだ。こんなメルヘンなファンタジーに「情欲」という単語が出てきてびっくり☆今度は「信頼」がテーマ?……以前「雷桜」を読んだ時、あまりにも感動した時には無口になる、と思ったものだが、今回はあまりにも響かないとやはり無口になる、と学習した(笑)……突然だけど、確か「要」だかという名前の高校生が主人公だった話を再読したくなった。天才転校生。北城尚子とほぼ同じ人物設定なのに、山岸涼子が描くとこうも違うものかと感心した覚えがある。あれは何て話だっけなぁ。
2014/03/18
メグ
表紙のクーフーリンが美しい♪ニンフィディアと人間の世界までをも支配しようと企むクイーンマブの陰謀を防ぐため魔州湖へ向かう爵に旅の仲間が増えてきて、爵自身も成長してきます。いろいろな神話にでてくるペガサスとか妖精が登場してきて楽しい♪妖精王の証である角笛を狙う奴らも登場し、ナルニア国物語や指環物語みたいな感じではらはらドキドキします。しかし山岸さんは絵の構成?コマ割り?が素晴らしいですね。見開き全面に妖精とか、ケンタウルスが野をかける場面とか、迫力があって圧倒されます。
2013/07/29
訪問者
しかし「日出処の天子」もそうであるが、山岸凉子先生の描く絵には独特の魔力がある。本当に素晴らしい。
2021/02/18
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