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摩利と新吾: ヴェッテンベルク・バンカランゲン (第1巻) (白泉社文庫)

摩利と新吾: ヴェッテンベルク・バンカランゲン (第1巻) (白泉社文庫)

摩利と新吾: ヴェッテンベルク・バンカランゲン (第1巻) (白泉社文庫)

作家
木原敏江
出版社
白泉社
発売日
1995-12-01
ISBN
9784592882015
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摩利と新吾: ヴェッテンベルク・バンカランゲン (第1巻) (白泉社文庫) / 感想・レビュー

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パラ野

再読。明治末期を舞台にした全寮制ものの古典。日本が舞台となっておりますが、「舞姫」などの影響もあるんでしょうか? 寮生のドタバタと、友情などがぎっしりつまっている1巻です。旧制高等学校に通える身分の差が辛い銀杏の話が悲しいです。先生も恋愛したりね。決闘の回も楽しい。

2014/10/24

枯伍

明治末期、全寮制の旧制高校を舞台に少年たちの憧れ・友情・夢・恋・涙、を描く大河浪漫。天真爛漫な新吾とドイツハーフの摩利が主人公。1巻は入学から2年秋まで。お嬢様とかけおちする先輩、不治の病の同級生、叔父の別れた恋人が未亡人になって再会する話、過労で倒れる摩利の父と昔の恋人の娘の話、夢破れ芸者の恋人と帰郷する先輩、道を外れた幼馴染を更生させようとする新吾の話。軟派(女好き)の対義語として当たり前のように硬派(男色)があるという世界だがメインは男女カップルの話が多い。いまのところ(笑)

2021/08/17

うさこ

子どもの頃熱狂したマンガ。あの頃のLaLaは素晴らしかったなあ。明治~大正にかけての旧制高校の寮生活が描かれています。主役の摩利と新吾はもちろん、久しぶりに再開した夢殿先輩も紫乃先輩も素敵だった!第二次世界大戦が始まってからの下りは涙が出そうになりました。著者が影響を受けたという北杜夫氏の『どくとるマンボウ青春記』も読んでみようと思います。『永遠の0』も読もうかな。でも戦前のお話がもっと読みたいな。あ、私が読んだのは秋田書房から出ている全五巻の愛蔵版なので収録されている内容がもしかしたら違うかもしれません

2010/09/09

この作品との出会いは高校生の頃。当時、LaLaの連載は半ばくらいまで進んでいたので、前半部分を丸々知らないまま最後まで読みました。昨年、行きつけの古本屋さんで全巻セットを見つけた時から、読みたくて仕方がなかったです。先週ついに大人買いして、ワクワクしてます。当時、私は摩利より新吾が好きでしたが、今読んでもそれは全く変わらなかったです。自分が摩利タイプだから、新吾に惹かれるのかもしれません。

2012/02/25

har-kom

再読。高校生のときに出会って以来時折読み返しては笑ったり泣いたりする、私にとって心のふるさとのような漫画です。荒唐無稽な部分も含めてある実感をもってせまってくるのは、やはり一人一人のキャラクターとその背景がしっかり描かれているからだと思います。そんな彼らがくり広げる至純のロゴスと至高のパトスの青い春!もうほんとうに大好きだー!!……余談ですがささめちゃんが口ずさんでいる歌を「閑吟集」の中で発見したときは作品を支える作者の知識の深さに脱帽でした。

2010/10/10

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