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摩利と新吾: ヴェッテンベルク・バンカランゲン (第8巻) (白泉社文庫)

摩利と新吾: ヴェッテンベルク・バンカランゲン (第8巻) (白泉社文庫)

摩利と新吾: ヴェッテンベルク・バンカランゲン (第8巻) (白泉社文庫)

作家
木原敏江
出版社
白泉社
発売日
1996-09-18
ISBN
9784592882084
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摩利と新吾: ヴェッテンベルク・バンカランゲン (第8巻) (白泉社文庫) / 感想・レビュー

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haru.

6〜8巻まとめて。最後まで一気に読んでしまいました。一巻に書いた感想の通り、やはり悲しい物語だったんだなぁ。この時代に描かれた男同士の物語で、ハッピーエンドって無理だったんだろうか。どこまでいってもマリが可哀想でした…。番外編がたくさん描かれていて良かったです。髪の短いマリは男らしかったな!はぁ。マリに幸せになってほしかった。2人の子供たちがどういう道を歩んでいくのか、気になります。素晴らしい作品にまた出会えて嬉しいです!

2016/02/09

ミナ

最終巻!何度読んでもまさかの終わりだわ。紫乃先輩は美しいまま去っていくのがお似合いという程、浮き世離れしていたけども。二度とは戻れぬ輝かしい青春の日々。泣いて笑って悩んでみんなでバカやって……、人生の中でこれ以上に素晴らしい時期はないかもしれない。

2018/07/29

文句有蔵

「お前が望まぬことならば耐える」と言った摩利。それは「お前の望むことならば叶える」に繋がらないか。叶わぬ恋を抱えたまま、誰のものにもならぬ紫乃の生きざまに憧れていたなら、拠点を日本に移して、共にまた暮らそうと摩利に言えばよかったのに。言ってやるべきだったのに。そうすれば互いだけを胸に棲まわせて、互い以外の誰のものにもならぬ人生を全う出来たろうに。……それでも、共には死ねぬ運命だったのだろうけれど。斯くの通り、新吾は言わなかった。斯くの如く、摩利は残らなかった。それでも共に果て得た二人に、心より祝福を贈る。

2019/09/16

nonicchi

図書館で借りて連休中に全巻まとめ読み。木原さんは好きだったものの「天まであがれ」辺りで止ってしまい、本当に久々に木原敏江ワールドを堪能いたしました!二人の終わり方はせつなかったけど…。明治の終わりから大正という時代背景も、本作の重要な役割を果たしていて、第一次世界大戦~関東大震災、それからロシア革命、タイタニック号などをからめた摩利をめぐるエピソード集もよかった!久しぶりに少女時代に好きだったものにめぐり合った気分です。遠出しなかったけど、欧州時間旅行をした気分になりました。

2013/09/23

つっきー

面白かった…。感動のラスト。摩利と新吾の、挫折と成長と。「最後まで貫き通せばそれは本物になる」、本当にその通りになったんだなあ。

2011/03/26

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