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はみだしっ子 第1巻 (白泉社文庫)

はみだしっ子 第1巻 (白泉社文庫)

はみだしっ子 第1巻 (白泉社文庫)

作家
三原順
出版社
白泉社
発売日
1996-03-01
ISBN
9784592882114
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はみだしっ子 第1巻 (白泉社文庫) / 感想・レビュー

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瑪瑙(サードニックス)

懐かしいはみだしっ子。昔読んでいた時はグレアムが大好きでした。どこか陰のある彼に魅かれていました。読み進むうちに4人とも大好きになりました。両親から見捨てられた過去や大切な人を失った過去を抱えながら、逞しく生きる彼ら。子供だけで生きていけるはずはないと思いながらも彼らを応援していました。三原さんの心理描写は凄いと思います。引きつづき読んでいこうと思います。

2020/06/25

天の川

総特集を片手に再読。「花とゆめ」「LaLa」にどっぷりだった思春期に三原順作品に出会えた僥倖。あの頃はDVやネグレクトなんていう言葉も知らず、親に捨てられ孤独を抱える少年たちに自分のセンチメンタリズムを重ねていたような気がする。しかし、「僕たちを愛してくれる人を探そう」とさすらう彼らは、決して受け身ではなかった。彼らは実に潔い。傷口を舐めあうのではなく、長い旅の中で互いを深く理解しあい、家族以上に深く深く結びついていくのだ。エイダの苦しみも又、彼らによって解放されていく。読むほどにたまらない。

2015/04/21

SOHSA

読友さんのレビューを読んで30数年ぶりに再読。やはり、深く重い。あの時代はこうした作品が少女漫画というジャンルの中に結構あった。世の不条理や個々人が心の奥に抱える苦悩などをテーマとして正面から扱った作品が。しかし、やはり重い。活字に加えて描かれた絵が主人公達の心情をストレートに伝えようとしてくるだけに、読み手に相応の覚悟と準備がなければ容易に受け止められない。ましてや文庫化に伴って1冊に8話も収められていると読み切るのに相当の体力がいる。(→)

2014/01/25

さゆ

まさかこの歳になって、このイタイ話を再読することになるとは思っていませんでした。読んだのは、ざっと35年くらい前だと思う。それなのに、というか、それだから、ともいうのか、自分でもびっくりするくらい覚えていた。なんていうか・・・あと100文字では、とても書き表わせられないなあ・・・。後日また。

2010/11/26

天の川

ちょうど思春期だった連載中、どっぷりはまったこの作品。当時、心のかさぶたが剥がされて血が滲むようなヒリヒリ感がたまらなかったです。久しぶりの再読。やっぱり凄い。親から捨てられ、愛してくれる人を求め続け彷徨う4人の傷ついた少年。一つ一つの話で少年たちの捨てられた経緯がつまびらかにされる。利己的で、彼らを利用し、裏切る大人達。屈折していく少年たち。ただ、今読むと少し叙情的に過ぎるかなとも。親に捨てられた子どもたちの切なさ、親を求めるいじらしさ、大人側の事情も含め、私としては今なら松本大洋の「サニー」に軍配。

2013/12/27

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