はみだしっ子 第3巻 (白泉社文庫)
はみだしっ子 第3巻 (白泉社文庫) / 感想・レビュー
瑪瑙(サードニックス)
社会の偏見と差別が露になる『奴らが消えた夜』でもマックスの思いがヴァトゥに通じて良かった。マックスが成長したと思える。そしてグレアムと心が通じて良かった。サーニンがエル(競争馬)と気持ちが通じていく様が好き。キャシーの母親のように感じる人もいるのだと衝撃を受けた話でもある。私はサーニンと一緒で馬が好きだから、キャシーの母親が昔は嫌いだった。今はそういう人もいるかもしれないと思える。『バイバイ行進曲』グレアムと父親との確執。ただ、グレアムの気持ちもエイダの気持ちも分かる。フーちゃんとアンジーが良い感じ。
2020/06/28
SOHSA
《購入本》読み手も、そしておそらく書き手自身にも、鋭く胸に刺さる言葉の数々。登場人物の口を借りて、これほどまでの苦悩と悔悟を吐露する作者の心情はいかほどまでのものであったか。何が作者をそこまで追い込み、掻き立てたのか。どのページにも奥底から絞り出すようにしてあげた、声にならない悲鳴が聞こえてくる。作者はこの作品に自らの生命そのものを捧げてしまったようでならない。(シリーズ再読中)
2016/06/05
さゆ
私はこのシリーズの中で「奴らが消えた夜」が、一番好きです。今日もぼろぼろ泣きました。30年ぶりくらいに読んだのに、はっきりと覚えている。10代の私にとっても、この歳になった私にとっても、心に深く突き刺さる。68Pの1コマ目のグレアムの台詞、まったくすごいなあと思ってしまう。このシリーズで一番救われる「奴らが消えた夜②」。
2010/12/05
☆エンジェルよじ☆
バラバラになっても奴らの心は繋がってた。「裏切り者」のサーニンとエルがレースの最後で空を見上げる場面が好き。フー姉ちゃんに癒されます。クークーにはもう少ししたら会おう。
2010/12/15
珂音
ばらばらになった仲間を探す旅。それぞれの場所で傷付きながらもしっかりと成長しているマックスとサーニンが愛しくてたまらない。彼等を探すグレアムとアンジーの不安や焦燥に私の胸も痛む
2010/12/27
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