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ビリ-の森ジョディの樹 (第1巻) (白泉社文庫 み 2-17)

ビリ-の森ジョディの樹 (第1巻) (白泉社文庫 み 2-17)

ビリ-の森ジョディの樹 (第1巻) (白泉社文庫 み 2-17)

作家
三原順
出版社
白泉社
発売日
2001-09-19
ISBN
9784592882244
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ビリ-の森ジョディの樹 (第1巻) (白泉社文庫 み 2-17) / 感想・レビュー

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ぐうぐう

三原順、最後の長編。という認識で読まれてしまうことから、『ビリーの森ジョディの樹』は避けて通れない。それは、読者にとって以前に、三原順にとって不幸な読まれ方だ。42歳で逝去した彼女は、当然、もっともっと描きたかったはずだから。けれど、避けられないのであれば、その事実と向き合って読むしかないではないか。世界から、つまりは大人から断絶された子供達の苦悩を描き続けた三原は、この最終(になってしまった)作で、さらなる断絶を描く。「可哀想なビリー 幸せなジョディ 幸せなビリー 可哀想なジョディ」(つづく)

2018/07/21

本夜見

可哀想なビリーの世界の中心はジョディなのに 幸せなジョディの関わる世界は広くて。ジョディの幸せを守りたいビリーの引き起こす『無邪気な悲劇』が結果としてジョディを不幸にしてゆくのが哀しい。

2011/11/07

さくや

“かわいそう”なビリー。“しあわせ”なジョディ。周囲からの評価と、それを裏切らないように生きることの息苦しさ。ただただ、ジョディを思うビリーの気持ちが切なく刺さる作品でした。続刊があるとは思ってなかったのですが、次巻が遺作となるのですね。。。心して読んでみたいと思います。

2011/11/06

kujira

静かな絶望が支配する暗い森の中のような、そんな話。それでも生きることで希望を見つけることもあったりするのかなと、「ジョディの海ビリーの樹」のパートを読みながら思っていた。明確な「罪」は存在しているけれど、罰が存在しているような、していないような、そんな感じ。とんでもなく重く、暗く、静かでおそろしい話だ。わたしたちはガラス一枚隔てた外から、それを眺めることしか出来ない。

2011/10/18

しーな

期間限定無料本。難解でいろいろ考えさせられる作品。三原先生にはもっと生きててほしかった

2016/05/05

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