バジル氏の優雅な生活 (第2巻) (白泉社文庫)
バジル氏の優雅な生活 (第2巻) (白泉社文庫) / 感想・レビュー
鱒子
「スキャンダルクラブ 」受付のゴッドフリー、センス抜群です! そして「ウィッシュボーン」私はバジル氏といえばこの話が一番に頭に浮かびます。「ハリーの災難」ヒッチコック映画から着想を得たのでしょう。この作品のみバジル氏シリーズ連載以前に発表されています。本編のキャラクターとは微妙に設定が違います。
2017/12/16
しましまこ
大好きな「スキャンダル・クラブ」このテンポの良さは今読んでもスゴイよ。「ロンドン橋」の可愛いルイ、博識のバジル氏と見守るアダムスさんも素敵。アダムスさんはバジル氏の小さな頃も知ってるのね~。やっぱりバジルさんちで働きたい(笑)。
2016/03/03
つったん
ルイ君が英語を学ぶあれこれを描いた『ロンドン橋』が特にお気に入り。シリーズ最強であるビクトリアも登場してますます面白くなってきました♪ウォールワース君にも春らしきものが訪れた事だし。好奇心が赴くまま行動しているバジル氏がビクトリアには敵わないのが面白い。現実のビクトリア時代にあんな女性はいなかっただろうけれど、そこはフィクションの楽しいところ。
2012/02/16
ゆーいちろー
英国物語だけにやはり、シャーロック・ホームズを意識しているのだろうか?わたしは読者として意識してしまうのだが…。ホームズはもちろんバジル。ワトソン役は時にルイ、時にウォールワース。そして、この巻で登場するビクトリアは、ホームズ物語でいえばやはりアイリーン・アドラーだろう。バジルが唯一求婚を決意したという部分も、基本的に女性嫌いのホームズが唯一認めた女性アイリーンに通じる気がする。ビクトリアが本作中最強のヒロインなのは間違いない。おおよそ、物に動じることのないバジルを困らせることができるのは彼女だけだから。
2012/07/02
patapon
ロンドンで最悪の評判のナルシストエコークラブを巡る「スキャンダル・クラブ」ではバジルのスキャンダルメイカーとしての面目躍如!受付のゴッドフリーのこれぞ英国人といった屁理屈がたまりません。そして「変人」レディ・ビクトリアの登場。上流貴族の令嬢でありながら25歳になっても独身、考古学など趣味に心行くまで没頭し、バジルの求婚をはねのけ「最上の友達になって!」と逆プロポーズ。夫となったハミルトン公爵に留守番をさせてバジルと共にエジプトへ。もうやりたい放題。大好きです。
2017/12/11
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