サラディナーサ 第5巻 (白泉社文庫)
サラディナーサ 第5巻 (白泉社文庫) / 感想・レビュー
ちぇしゃ
勝たなくても負けないというか。 この頃の歴史が好きなのもあるけど、この作品はとにかく河惣 益巳さんの作品の中でも一番好きなかも。河惣益巳さん、海外のロマンスの翻訳コミックも書いてくんないかなー。絵に特徴がありすぎるけど、この人なら日本ではあまり受けない「強いヒロイン」をがっつり描いてくれそう。わたくしが読みたいロマンスは自ら戦う強いヒロインなので。
2017/06/26
天の川
フロンテーラという架空の艦隊と史実を組み合わせると、命を失ってしまう人が増えるのは仕方がないのだな…と思いつつ、少女漫画ではあまり見ることのない無残な死に様が悲しい。国を統べるフェリペ2世、エリザベス1世、オレンジ公ウィリアム…どの人も孤独だった。エリザベスのなりふり構わない二枚舌ぶりは弱小国からのし上がろうとする手段として妥当だったのだろう。フェリペ2世も憎みきれない…新天地へと向かうフロンテーラに、ただただ救われる。
2013/07/28
みっく
再読。女を愛し、自分のすべてを賭けて戦ったレーヴェとマシュー、国のために手放し、また手に入れるために多くを敵に回したフェリペ。ただ愛されるだけのお姫様ではなく、自分で道を切り開いたサーラ。「少女漫画」としてだけではなく、海に生きた男たちのドラマ、総領として戦った女のドラマとしても味わい深い。
2010/06/12
わにこ
再読。最高にドラマチックな物語。これぞ少女マンガ!
2010/04/03
メグメグ
【再読】久しぶりに一気読み。素晴らしい海洋大河ロマンだ。 「FLSHE&BLOOD」にはまっている私に、同時代の物語として友達に薦められた本。フロンテーラという架空の一族を、史実と実在した人物等と上手く絡めていて、とても面白い。
2009/09/26
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