青のメソポタミア (白泉社文庫)
青のメソポタミア (白泉社文庫) / 感想・レビュー
マドリン
古代文明と宇宙の澄んだ空気が伝わってくる、なんだか切ない短編集。 シュメール文明って宇宙人が作ったと言われることがあるけど、こんなドラマもありだなーと夢中で読みました。
2021/06/07
陸抗
シュメール文明と、宇宙人の事情を絡めたSF作品。お家騒動に巻き込まれた王家の人間が、青の惑星に移り住む事で文明が発達した。何も知らずに生きてる青の惑星の人には、いい迷惑なんじゃ…と、思える場面もあったり。補佐官の作り方は、効率的なんだろうけど、救いが無さすぎなんじゃ…。
2017/10/12
NOB
この本の中に出てくる補佐官は後天的に感情を制御されて従順すぎるほど盲目的に主に仕える。作中にも人間そっくりのアンドロイドが開発できなかったので、人間のほうを作り替えたとの記述がある。ノウハウが確立されているのならば確かにそっちのほうが手っ取り早いのかもと考えさせられた作品。
2017/04/22
watausa
古代文明の創世の謎に付きモノの宇宙人について、一つの(もちろん一つの創作として、ですが)答えがあります。こういう答えも納得の一冊です。
2011/11/02
えな
ノアの箱舟伝説とか、メソポタミア文明の伝説・歴史とSFの絡ませ方がすごくうまいー。なるほどそうつなげてくるかって感じ。 ただサルゴンの末裔が青のシュメール人達を憎み続けちゃうのってのは憎しみの強さを感じつつも切ないなぁ…アダムたちも被害者だったわけだし。それにしても補佐官と指揮官の関係はやばい。実際は別人とはいえ青のサルゴンの横にナハリオがいて少し救われた気分になった。
2011/07/12
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