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村野 (白泉社文庫)

村野 (白泉社文庫)

村野 (白泉社文庫)

作家
坂田靖子
出版社
白泉社
発売日
1998-09-16
ISBN
9784592883845
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村野 (白泉社文庫) / 感想・レビュー

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メイ&まー

なんとも味わい深いショートストーリーばかり。表題作の「村野」なんて特に。仲間でスキヤキを囲む猥雑な和やかさとか、村野のわけのわからん土産とか、50人前の雑炊とか・・・この短いお話の中で村野のことがなんだか好きになってしまう。ホラーだったりギャグだったりシリアスだったり味わいさまざま。また、読むときの気分によっても味を変えそうなお話たち。最後の方に入ってる坂田さんによる季節のお便りもいいなあ。なんか、そう、オチも山もないお話だったりするんだけど、ちょっと友達から届いた手紙みたいな気楽さがあって好きだな。

2015/03/20

はなはな

表題作は何度読んでもいいです。ピーターとピスターチ、可愛いし。

2016/05/19

蘇芳

作者の持ち味なのか、数ページでなにかしら心に残る話が多い。表題作が好きだ。

2012/10/20

鳩人

とにかく凄い電波(いい意味で)。表題作である「村野」はさすがにどうせなら文庫ではなく大判で読みたい!と思わせてくれる逸品。構成自体はあらすじを見ただけで予測がつくし、名作というよりは佳作と評したいが、私はこのさりげなさが好きであります。しかしそのラスト、「結局兵隊になるのは怖かった」の独白の隣のページから、速攻「中華風下宿荘」が始まるこの混沌をなんと評するべきか…。ちなみに私は坂田作品は「水の森綺譚」から入ったので、JUNEで描いていると言われてもながらく「えっあの坂田先生が?」という感じだった。

2010/10/23

みのにゃー

処分前の再読。表題作の他、ショートショートをこれでもかというぐらい収録。非常に中身の詰まった短編集。BL多し。大好きなのは『ピーターとピスターチ』。

2019/08/06

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