エレファントマン・ライフ (白泉社文庫)
エレファントマン・ライフ (白泉社文庫) / 感想・レビュー
鱒子
大好きな漫画家、坂田靖子。BLを多く書かれているので、ちょっとついていけないところも正直ありますが(^^;; 少し不条理なところが楽しく魅力的な作家さんです。この本に収録されている作品は1980年代のものですが、いま読んでも古さを全く感じません。名作。
2016/07/09
ふりや
坂田靖子さんの短編集。坂田さんのシンプルなんだけど妙に説得力のある絵はとても好きです。内容はコミカルだったりシリアスだったりしますが、全体的に少し不思議なシュールな雰囲気の作品が多いように思いました。どの話も短かめでサクッと読めてしまうんですが、妙な後味があると言うか、またすぐに初めから読み返してしまいたくなる魅力があります。お気に入りは象の夫婦が隣に引っ越してくるファンタジックな表題作でしょうか。『タマリンド水』の不思議なストーリーや牛の描写もかなりツボでした。その他の作品もどれも楽しんで読めました。
2019/11/08
みのにゃー
処分前の再読。短編集。バラエティに富んだラインナップ。表題作からして不思議。象頭の二人は夢か現か幻か。連れ合いを亡くした男を気遣う友人。トマト愛。月の女神に愛された男などなど。
2019/08/14
kujira
「トマト」の話の幽霊用トマトの味が気になる。なめただけで美味しいってわかるってどんだけ味が濃いんだ。そして表題作の呑気なゾウたちがいいなー。
2010/06/05
うに
図書館で何気なく選びました。なにこれあんまりおもしろくないぞと思いながらも、一気に最後まで読んで、一話ずつ思い出すと結構面白かったような気もする。本当に退屈だったら最後まで読めないだろうし。絵が古いから昔っぽい感じがするけど「奥様お手をどうぞ」も「エレファント・マン」も「月」も、ストーリーはすごく面白いかも。「タマリンド水」と「トマト」も。あれ、やっぱり意外と楽しんでたのかな。不思議な読後感に翻弄されてます。全9編の短編漫画。
2017/08/25
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