天使禁猟区 (第10巻) (白泉社文庫 ゆ 1-10)
天使禁猟区 (第10巻) (白泉社文庫 ゆ 1-10) / 感想・レビュー
いちろく
セカイ系という言葉がなかった時代に紡がれた、兄妹愛が大罪になり人類存亡危機をはじめ天使や悪魔を巻き込む創生の謎にまで至る物語。当時のファンタジーブームや終末思想も内包しながら、昨今言われる多様性まで包括しているのだから時代を先取りしていて驚く。一歩ズレると厨二病的展開だが、始めから終わりを想定していたと思われる芯の通った内容で、ミステリの謎解き感覚でも読めて面白い。元々凄い絵柄が加速度的に残酷に綺麗になっていく点も驚愕。「90年代の少女を沼に堕とした」というキャッチフレーズも納得である。全10巻、読了。
2023/01/27
合縁奇縁
神性界にある、すべての謎が隠された神の塔。そこで暴かれるアダム・カダモンや創世神の正体。カタンが死んで、ロシエルの逆成長と精神の崩壊が痛々しかった。本編ラストは納得いかないな
2017/10/27
踊れない人
積読本。 アダム・カダモンが陰の悪かと思ったら、やっぱり悪いのは、創世神で違う意味でほっとする部分もあった。 ラファエル生きてて良かった。 それぞれ、幸せに。
2018/10/02
色
まとめて再読。もう皆キャラデザが素晴らしいけど、個人的には四大天使が最高だと思ってます!あと完全に大人になった今、憧れのキャラNo.1はバービエル。
2024/09/14
HIN
完結巻。 こう天界大戦みたいな話は封神演義しかり神様の実験的なプログラムという流れになるんですね。 中学生からの読者でしたが、途中から離脱した後、マンガparkのアプリで発見して無事最終巻まで辿り着きました。おめでとう。 舞台が地獄から天界からあらゆるところに飛ぶのでとても付いていくのが大変でしたし、正直なところ作者が描きたかった世界観やストーリーを読者としてちゃんと汲み取れたかというと微妙なところではあるのですが、 この複雑でスクリーントーン過多の耽美な世界観が天禁だなと思って包括して読了とします。
2022/05/22
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