ちびねこ絵本 くりまん (白泉社文庫 お 1-20)
ちびねこ絵本 くりまん (白泉社文庫 お 1-20) / 感想・レビュー
織町
“くりまんは廊下のかべに触って お母さんの歩くおとを感じて ちびねこをかまっていて ふとわかりました。ここがなんか いとしいばしょだと。”ちびねこが草むらから見つけだした赤ん坊猫くりまんちゃん。文章も色合いも柔らかくて優しくて大好き。くりまんやちびちゃんを見ていると、生まれてきたことそれ自体が幸せなんだといとおしくなる。ちびちゃんがくりまんを受けいれて、お母さんもお父さんもくりまんが可愛くて。いっぱい食べて遊んで喧嘩してすくすく育って、ちびもくりまんもなんだか最高な一日がずっと続きますように。
2015/01/22
りりす
2018年夏の課題図書3冊目、テーマは『大島弓子』。H.9年から『おひさま』に掲載されていたものなので、当時の私が読んでいた号にも載っていたはず。その頃ちびねこには一切興味がなくていつも読み飛ばしていたのに、今こうして自分の意志でちびねこを手に取ってるのだと思うと、過去と今の私との間に杏の繊維のような、細かく甘酸っぱい糸のような繋がりを感じる。子猫の視点で描かれた物語はとてもピュアで、人生ってこれで十分じゃないかと思わせる。
2018/08/17
阿部義彦
大島さん、こんなのも出してたんだ。絵本雑誌おひさま、に長期連載された「ちびねこ」に新たに作者が、描き下ろしを加えた文庫オリジナル。オールカラーの素敵な絵本です。あとがきマンガ(毎度おなじみ)付きです。ちびねこに、弟分が出来る話が、中心です。多分知らない方が、多いとは思います。私も偶然ブックオフで見付けました。大切にします。
2015/05/07
にゃおん
ちびねこと出会った頃は猫アレルギーだったお母さんが、くりまんをかいがいしく育てる姿に、時の流れを感じます。ちびねこも、ちょっぴりお姉さんぽくなって頼もしい!?
2012/11/25
白い駄洒落王
子猫のいろいろを擬人化して描いた作品。それだけの作品なのにハラハラドキドキもする。良作。
2013/07/07
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