緋色の椅子 (第2巻) (白泉社文庫 み 4-4)
緋色の椅子 (第2巻) (白泉社文庫 み 4-4) / 感想・レビュー
シュエパイ
戦場となったお城で、いっそあの川に身を投げようかと笑顔を浮かべるドリィ・ジンの姿が、一番好きでした。誰もが、自分の捜し求める誰かに会えない物語の中で、きっと一番幸せからも悲しみからも遠い終わり方を下のが、彼だったのだと、そう思います。ずっとずっといきたかった、泣き虫な君のために、いや僕のために、と。あぁ、熱く燃え盛る炎と、穏やかで優しい暁との、とても素敵な緋色の物語でした。
2012/04/10
ぐっち
予想外のラストでしたけど、いいと思いました。
2012/03/23
小望月沙良
夏目友人帳も切ない話が多いけれど、緋色の椅子も切なかった。 一巻では全然姿を現さなかったルカのセツを置いて旅立った理由や、キラやナギがああなってしまった理由とか。 誰もが幸せなハッピーエンドでは無いけれど、とてもいい話だった。
2012/02/15
みどり
文庫版2巻完結でこんなにも情緒的で悲しくて切なくて優しい物語に出会ったのは初めてです。終盤いろいろな伏線がカチカチッとはまってゆく瞬間、最高でした。
2020/07/15
夏
あかく咲く声に引き続いての文庫化。疾走感がすごくて2冊一気読み。繋げた表紙にいないあの子がしあわせであったことを願い、カズナ、ナギ、キラ、その他すべての登場人物にいとしさを込めて。「——これからもずっと ずっと君を想う」。ふたりの未来があかるいものでありますように。
2012/01/24
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