三原順作品集 LAST PIECE (白泉社文庫 み 2-20)
三原順作品集 LAST PIECE (白泉社文庫 み 2-20) / 感想・レビュー
ぐうぐう
先日、明治大学米沢嘉博記念図書館で開催中の『没後20年展 三原順復活祭』を観て来たのだが、狭いスペースにも関わらず、大勢のファンが来館していて、本当にそこは熱い空間だった。亡くなって20年にもなる漫画家の回顧展が開かれるのもすごいが、そこに大勢の人が訪れていることに驚かされた。それほどに三原順とは、特別な漫画家だったということだ。デビュー作を含む、これまで文庫化されてこなかった11作品を収録した本書にも、そんな三原順の特別な魅力が満載だ。(つづく)
2015/03/15
ぽっぽママ
リアルタイムの読者でしたので「これ読んだことある」が何作か。彼女独自の画風に作風、他には絶対にないものです。テーマが重く理解できないことも多々ありましたがそれ以上に惹きつけられる何かがありました。作品展のおかげか再会できて幸せです。
2015/03/22
志摩子さん
これまで文庫などに収録されていなかった作品を集めた最後の作品集。初期の頃の絵柄のは読みづらくて入り込むのが難しかったり、「ルーとソロモン」でも絵が清書されていない状態で事情があったのかなって感じのものだったり(お話自体も練られてない感じ?)、たぶん一番新しい「私のアベル」がやっぱり一番いろいろ感じさせてくれる作品でした。悪戦苦闘ってい葉が思い浮かぶような作品集でした。でも、それでも出版して、読ませてくれてありがとうっていう気持ちです。あと、「はみだしっ子」のアナザー版みたいなのが読めたのもよかったです。
2016/04/23
KYON
リアルタイムで「はみだしっ子」を読んでた。今まで出会ったどんな作品よりも私の心の近くにあるよ。三原先生のコミックスに収録されてない作品を中心に集めた作品集。過去、雑誌掲載時に読んだものや他の作品集に入っていたものも懐かしく、初めて読むものも嬉しい。「はみだしっ子」はpart5から読み始めたので、コミックス版と違うといわれてるpart1,2の掲載時のラストがとても読みたかった。収録されてて嬉しい!40年来の夢が叶った!! 泣きながら読んだ。ずっとずっと愛してるよ、グレアム、アンジー、サーニン、マックス。
2015/07/23
みのにゃー
亡くなってもう20年たつとは。未収録作品を集めた短編集『LOST AND FOUND』の文庫版。どの作品にも三原テイストがあふれんばかり。
2015/03/16
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