火狩りの王〈二〉 影ノ火
火狩りの王〈二〉 影ノ火 / 感想・レビュー
mocha
少しずつ世界の様相がわかり始め、糸が繋がって物語がうねり出す。なのに次が読めないのがもどかしい。次を読んでもまた待ち遠しい思いをするんだろうな。神族や村人が和の装束なのが不思議でおもしろい。
2019/10/21
☆よいこ
児童書。ディストピアファンタジー。苦難の果てに首都にたどり着いた灯子(とうこ)は、重症を負った照三の両親の家に落ち着く。灯子はかなたの家族を探す。一方、燠火(おきび)家に引き取られた煌四(こうし)は、病弱な妹の緋名子(ひなこ)を気遣いつつ雷火(らいか)を使った武器の開発を進めていた。首都に迫る《蜘蛛》はあと10日程で襲ってくるらしい。《神族》によって作り替えられた木々人を(きぎびと)の話、突然超人的な身体能力を得た緋名子の謎。ようやく出会った灯子と煌四は《揺るる火》を巡る大きな陰謀に巻き込まれていく▽壮大
2022/11/20
本詠み人
煌四は炉六と共に森に入り、回収車を襲われた灯子たち一行は首都に着くところから物語が始まる。重傷の照三の家にあたたかく迎え入れられたことから、この世界は厳しい社会情勢だが市井の人は優しく、子どもを護る気持ちがあることにほっとする。途中から物語は加速し、神との遭遇や緋名子や灯子の変容、この世界の謎に???となるが読み進めれば理解が追いつくかな😅どうかこの世界でこれ以上人が死にませんように(特に明楽)…明日も変わらず世界が続きますようにと祈る気持ちで本を閉じた。
2023/01/21
ゆみねこ
首都にたどり着いた灯子。煌四と出逢いこの世界の謎が少しずつ明らかに。千年彗星が近づくなか、迫り来る蜘蛛や炎魔とどう戦うのか?次巻でどう展開して行くのか、待ちどおしい。次巻を読む前にもう一度読まなくては。
2019/06/19
りー
絶対面白い物語になる!このシリーズ。廃墟のような首都の工場地帯で煌四と灯子が出会いました。狩犬=かなたは、煌四の元へ。まだまだ序章ながらも、主要登場人物が揃ってきたワクワク感。平安調の装束に炭鉱町を思わせる描写など、イメージの飛躍が面白い。ファンタジーじゃなくて、実はSF?って例えるなら「西の善き魔女」のダーク版といったところでしょうか。狩犬の存在感が本当に良い。それぞれの犬の性格をしっかり書き分けているのも好感度大。ワルい大人たちが何を考えているのか、まだまだ謎を孕んで続きへ。なるべく早くお願いします!
2019/06/23
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