火狩りの王〈四〉 星ノ火 (4)
火狩りの王〈四〉 星ノ火 (4) / 感想・レビュー
☆よいこ
児童書。ディストピア・ファンタジー。完結巻▽激しい戦いで皆が死ぬ。生き物の血液を嫌い触れれば異能を使うことができない神族に対して、人間は自らの腹を裂き血だるまになって戦う。千年彗星は依代の綺羅に入れられ、星を焼き尽くすか細々と神族の世界を繋いでいくのかの選択を迫られる。巨大な工場で延命させられ世界を支えてきた姫神は地下の水槽の中から千年彗星に手紙を書いていた。滅びか隷属の未来か、選ぶことのできない千年彗星はひとりの少女の言葉に耳を傾けた▽あまりに人死にが多くて児童書にはキツイかもでした。犬好きにもきつい
2023/05/24
ゆみねこ
シリーズ最終巻。うーん、何だかスッキリしない結末。一気に最初から読めたら良かったのかも?灯子の成長はしっかりと伝わりましたが。
2020/10/31
ぽろん
シリーズ完結。最終巻は、あまりにも、壮絶で残酷で読むのが、しんどかった。過去の過ちの全てを受け入れて、どんな悲惨な状況下でも前に進めるというメッセージなのかな。ほんとに良く頑張ったね。
2020/10/04
kagetrasama-aoi(葵・橘)
「火狩りの王」第四巻。完結巻。前巻まで主人公の灯子の言動に苛苛しながらも、ある意味突出した性格ではないことが、子供向けファンタジーに相応しいのかも…と思ってました。最後まで読むと納得出来ますね。孫に薦めたい本を探す読書の一環で手に取りましたが、薦めません、今は、多分。高校生になった頃読んで欲しいかもです。私見ですが、一人の人物について色々な呼称で呼ぶのは、その人物の役割etc.を知らしめるために有効且つ必要なんでしょう。でも、凄く展開がわかり難かったです。特に、灯子と煌四の二人の人物の、其々の側(続く)→
2023/02/27
本詠み人
殺し合いや破壊をやめない人間に生きる意味はあるのか…迷い悩み戸惑い泣きながら手にした結末は。2巻目以降ずっと考えていた。ノロノロと迷うばかりで大した行動力もなく、変に頑固で悩み悲しむばかりの灯子がなぜこんな重大なポジションにいるのか。“千年彗星 揺るる火”の思考と同調するのか。読み終えた今思う…殺戮と混乱状態を止められたのは、優しさだけが際立つ弱っちい灯子や緋名子、煌四ら子どもたち故かと。この世に生きるに値する人かを問う必要すら考えない、彼女らの思考にこそ助けられたのだと。これは壮大な児童文学作品だ✨
2023/01/29
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