歌川広重 (伝統の美がひかる!江戸時代の天才絵師)
歌川広重 (伝統の美がひかる!江戸時代の天才絵師) / 感想・レビュー
アキ
ほるぷ出版の伝統の美がひかる!江戸時代の天才絵師シリーズ。掲載作品が多く、巻末に出典と日本で広重が見られる美術館の紹介もある。13歳で両親が亡くなり家をついで定火消になり、16歳でデビュー。37歳・東海道五拾三次でブレイクし、60歳・名所江戸百景を刊行し1858年62歳で亡くなった。19世紀ヨーロッパでジャポニズムの影響を最も大きく受けたのは印象派の画家たち。広重ブルーと呼ばれた青はプロイセンのベルリンで生まれたベロ藍だった。ツユクサの藍から青の染料とベロ藍でぼかしを入れた浮世絵がゴッホやモネに好まれた。
2022/05/17
m
北斎と並ぶ二大巨頭だが実はよく知らない歌川広重。空間の切り取り方がさすが。絵師になる前は家業の火消しをやっていたとか、ベロ藍とはベルリンで生まれた人工顔料だとか、初めて知る情報も多く子供向けの本も侮れない。
2024/03/18
そうさん
パラパラ読み。
2022/07/09
読生
https://booklog.jp/users/toutoyo/archives/1/4593102650
2022/05/14
ビシャカナ
北斎と並ぶ浮世絵師の最高峰の歌川広重、代表作『東海道五十三次』と『名所江戸百景』を中心に解説。元町火消の広重が火消しを描いた『江戸の華』は色んな意味で価値を感じる。浮世絵に影響を受けたジャポニズムも大きく解説。直接的に与えた影響は広重がずば抜けている印象。その一方で広重ブルーとも呼ばれる青は、西洋はベルリンから伝わりベロ藍と呼ばれていた。江戸と西洋のグローバルな繋がりを感じる。
2024/02/18
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