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終わらない夜

終わらない夜

終わらない夜

作家
セーラ・L. トムソン
ロブ ゴンサルヴェス
Sarah L. Thomson
Rob Gonsalves
金原瑞人
出版社
ほるぷ出版
発売日
2005-08-05
ISBN
9784593504381
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終わらない夜 / 感想・レビュー

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nuit@積読消化中

繰り返し何度みても飽きのない画集。“想像してごらん。誰もいない廊下の奥から不思議な電車がやってきて、あなたを冒険の旅へつれだしてしまう、そんな夜を…”ロブ・ゴンサルヴェスの絵にセーラ・L・トムソンの詩が重なり、眠れない夜にゆっくりと夢の世界へ・・・(¦3[▓▓]

2017/11/05

やすらぎ

何かが浮かび上がり覆われるような、芸術性豊かで幻想的な絵本。祈り続けていると刻が止まる永遠の世界のよう。大地も大海も大空も、そして宙までもが一つになり、その境が消えて何処へでも越えていけるかのように、過去と未来と今をつなぐ。透ける過去、聴こえる未来、今がある限りは終わらない夜。漂う気を変えるほどの絵の迫力に少し後退りする人も、逆に守られていると感じる人もいるのだろう。迷い込んだ森は奥へ進むほど暗くなるはずなのに、何処か遠くから灯されている安心感がある。微かな光さえあれば、あらゆる存在を照らすことができる。

2024/11/17

ロブ・ゴンサルヴェスのトリックアートな絵が素晴らしく、この絵の数々にイメージを刺激された作者が詩を添えたというこの絵本、まるで魔法にかかって夢でも見てるような世界観だ。真っ白なシーツのベッドが敷き詰まった雪野原、キルトのような畑、線路が敷かれた廊下、農夫の弾くヴァイオリンに耳を傾ける真夜中の向日葵たち、星空に見立てた街の夜景、月の光に浮かび上がる物の形や人の姿・・イメージは溢れるばかり、まだまだ夜は終わらない。

2014/07/28

Willie the Wildcat

幻想的な絵。画集ともいえるかもしれない。1ページ1ページ、隅々まで楽しめる。印象深いのは「雪のシーツ」と「向日葵の人々」。どちらも不思議と”温かみ”を感じてしまう。昼間読んだが、夜寝る前のほうが、夢を膨らませられるかも、とも思う。

2012/05/13

とん大西

妖しいのだけど、ちょっとブキミなんだけど何故だか素敵で楽しい。読んでいて自然と口角が上がってきます。昔、教科書に載っていたエッシャーの騙し絵のような不思議な世界。それも夜、夜、夜…。深い静寂に溶け込みながらも、蠢いている彼ら。こんな世界へのときめきなのか畏れなのか、童心にかえったようなココロ持ち。良書ですね😃

2022/05/22

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