ぼくがいちばん ききたいことは
ぼくがいちばん ききたいことは / 感想・レビュー
☆よいこ
YA。副題『息子たち、父親たち、祖父たちの話』12歳の男の子が主人公の短編が7つ。単品で繋がりは無し。[家に帰る]両親が離婚して母親に引き取られたデイモンは本当は父親と暮らしたい。父に会いに行くと父は再婚していた[ぼろぼろ]スパーマンの父親を尊敬し頼りにしていたチャーリーは暴力事件に巻き込まれ、その対応で父親に不信感を持つ[アマルフィ・デュオ]世話焼きじいちゃんと孫マルコはリコーダーを習う[キッチンテーブル]自転車盗難[去る]父が事故死[ブリーフ派、それともボクサーパンツ?][ドリーム・キャッチャー]
2019/09/06
mntmt
短編集。どれも12歳くらいの少年が主人公。父親との関係を描いているのが多い。
2019/08/15
よぽ
思春期の難しい少年の心の動きを、こんなに理解していて表現できるとは。やり場のない気持ち、理解してもらえない寂しさ、またウィットのきいたやりとり、最後には希望も感じられ、余韻の残る短編集でした。
2019/07/05
風香
10代前半の男の子を中心として、周りの家族や大人たちとの関係を描いた短編集。 世間体が気になる父親、口うるさい祖父、理不尽な出来事。モヤモヤしたり後味が悪い話もあり、現実を改めて突きつけられるが、最後の2つの話で救われる。 大人が読んでも楽しめるYA小説である。装丁デザインも良い。
2020/05/04
HISA
☆☆☆☆児童文学の短編集はあまり読んだことがない気がするが、味わい深い話が多くてとてもよかった。最後の話も感動したし、「ぼろぼろ」もちょっと身につまされた。親って子どものためっていうより、自分の為に子ども動かそうとする。
2021/04/07
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