祇園精舎 (声にだすことばえほん)
祇園精舎 (声にだすことばえほん) / 感想・レビュー
紫陽花と雨
「祇園精舎の鐘の声…」授業での暗唱を思い出しつつ、耳なし芳一思い出したり、脳内では琵琶の音がもれなく再生されてしまう絵本。風の前の塵に同じ…の先を知らなかったので読めて良かった。和尚の迫力ある語りを聴いている人たちに幻が見え始め、最後ラスボスか!ビビったおじいさんがおばあさんにしがみついてたり、ちびっこが半泣きになってる絵か可愛かった(笑)
2019/06/25
gtn
「民間の愁ふる所」を知らない盛者が滅びるのは、不変の法則。権力者は往々にして民の心を忘れる。そして、民に見放されたら用済みであることに気付かない。
2024/01/21
pinko
平家物語の冒頭「祇園精舎」はもともと語りの文学で声に出して読むと響きが良いそうです。子供の頃、「祇園精舎」の暗唱がなかなか覚えられず苦労しましたが、このような絵本があれば内容を理解しながら覚えられて良いですね。 聞いた話では、この本で3歳の子が「祇園精舎」を覚えたそうで、私も小1の孫に読み聞かせてみましたが、残念ながら全然興味を持たず、覚えるのは無理そうでした。
2023/01/08
こゆ
小2に読み聞かせ。音読の宿題に斎藤孝さんの著書の「速音読ドリル」を読んでいて、中でも子どもはこの祇園精舎(平家物語の序章)の響きが好きだそう。毎日音読していたらスラスラ暗唱できるようになった。絵の迫力もあって、読み手のおじいさんもユーモアがあって良い。正直古文は私もよくわからないけど、この絵本のおかげでざっくり意味がわかった。超歴史音痴な私は平清盛に特に何のイメージもなかったけど、少なくともこの文章を書いた人にはとんでもない暴君だと感じるような人だったんだな。
2022/02/18
しろくま
5年生に読み聞かせ。この本は男子にかなり評判がよかったです。特に、歴史好きな子に。絵の迫力があるので、言葉があまりわからなくても絵から得る部分も多そうです。「貸してほしい」という声がかなりありました。
2020/06/10
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