初恋 (声にだすことばえほん)
初恋 (声にだすことばえほん) / 感想・レビュー
かりさ
恋が芽生える時はいつだって、ほんのり淡く春のような柔らかな心地だったり、新緑萌える季節のように清々しく感じたり。初めての恋は林檎のように爽やかであり、甘やかであり、そして甘酸っぱい。初恋はいつだって美しいまま仕舞い込まれ、取り出せばふんわり切なさを連れてくる。「まだあげ初めし前髪の 林檎のもとに見えしとき 前にさしたる花櫛の花ある君と思ひけり」声に出して読むとこの詩の言葉の美しさと、切なさが胸いっぱいに広がってくるのです。島崎藤村の初恋の詩と、かわかみたかこさんの季節が移ろう絵がとても綺麗。美しい日本語。
2016/09/22
おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…
84/100点 "まだあげ初めし前髪の~"で始まる島崎藤村の有名な詩「初恋」に、かわかみたかこさんの柔らかいタッチの挿画が素敵な絵本。詩のイメージを色鮮やかにコラージュを使って表現された、かわかみたかこさんの絵が詩の醸し出す情景とマッチしていて素晴らしかったです。本の最後に斎藤孝さんの口語訳と解説が付いていて、この詩の内容を改めて知ることが出来ました。最後の部分など自分が思っていた解釈と違っていて、新鮮な驚きがありました。
2018/02/10
佳音
都わすれさんより情報ゲットいたしました。ありがとうございます。 暗唱したなぁ、(*´-`)
2017/12/02
♪みどりpiyopiyo♪
「まだあげ初めし前髪の 林檎のもとに見えしとき … 」■大好きな詩の絵本を見つけました。恋心の芽生えが初々しくも喜びに満ちた、瑞々しい追憶。林檎の恋なら、白秋より 断然 藤村が好き。■色鮮やかな和紙のコラージュ風なイラストは かわかみたかこ さん。セツ・モードセミナーのご出身なんですって。世代的に セツさんがまだいらした頃かしら。憧れ♡ ■齊藤 孝 さんの解説も、詩の世界をじゃませず 分かりやすくて好感。恋に戸惑う年頃の読者にも優しく 詩の世界が広がります。(2009年)
2017/01/27
さおり
図書館にて。中学生の頃に暗記した(させられた)文章のひとつです。こんな風にすてきな絵とともに読むと、また違った味わいがありますね。私が苦手な鳥や蝶々がたくさん出てきますけど、それが気にならないくらい美しい絵です。
2017/02/09
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