中沢啓治平和マンガ作品集 第7巻 ほるぷ版 改訂版
中沢啓治平和マンガ作品集 第7巻 ほるぷ版 改訂版 / 感想・レビュー
めしいらず
原爆の後遺症に苦しむ人々を置き去りにして、徐々に風化していく人々の記憶。そんな中、主人公は最愛の母の命も遂に奪われ、やり場のない怒りと哀しみに途方に暮れる。大切な人々のその遠くない死が、決して免れ得ないものとは判っていても、せめて彼らがこの世に生きていた証を、彼らの死に際の切なる願いを、生きているうちに形にして見せてやろう、叶えてやろうと、あらゆる手を尽くし懸命に奔走する主人公の優しさが心に重く響く。
2015/10/02
majiro
無念が形になったのもつかの間・・・。
2014/07/05
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