バトルランナー (サンケイ文庫 キ 1-6 海外ノベルス・シリーズ)
バトルランナー (サンケイ文庫 キ 1-6 海外ノベルス・シリーズ) / 感想・レビュー
井戸端アンジェリか
設定が2025年ですか、もうすぐじゃないか!なんて驚いたふうを装いながら、2001年に宇宙へ旅は出来たか?と捻くる。このままアノお方が大統領を続けていたとしてもあり得ないと思う多分。 しかし、面白かった。死をかけた追いかけっこはワクワクする。ハッピーエンドは最初から期待していないけど、そりゃないよキング先生と呟きたくなる意地悪が好き。それにしてもブレードランナーとバトルランナーとルームランナーはややこしい。
2017/02/20
散文の詞
近未来、「ランニングマン」というテレビ番組が全米で放送されていた。逃げ切れば賞金。捕まれば死という番組である。スピード感あふれる展開、すべて切り落とされたような思い切りの良さ、全編にキング節が溢れている。 カウントダウンしたかったせいか、中だるみしている部分もあるが、それでも、面白い。 モダンホラーといえばキングと言われるが、ナチュラルなホラー以外にも、SFも結構書いている。しかもそれが面白い。
2019/07/08
えか
例えば、TV『逃走中』のハンターが実際に逃走者を捕まえるにあたって生死を問わないとする。しかも視聴者がスマホで逃走者を密告でき、更に賞金まで貰える。 この密告者の誘惑に自分は勝てるだろうか。僕には殆ど自信がない。 しかしこの小説の主人公が出会う市井の人々は例外なく善人である。それもあってか逃走劇はヒッチコックの『三十九夜』『逃走迷路』そっくりです。後半人質をとってからは『ガントレット』になります。 この辺の映像的な所も、彼の決して易しくはない文章を読み易くしている所なのかも知れません。
readtuktuk
もう何十回目かの再読。いま読んでもくるなあ。ラストは911を予知してたかのような。
2015/12/13
garousagi
キングの中でもかなり好きな作品。映画はイカレタ大柄ハンターたちを楽しむアクション物で、原作とはかなりかけ離れているけど嫌いではない。 ベン・リチャーズの焦燥感ある逃走。余計な描写を省いた疾走感あるストーリー展開はラストまで一気に読ませてしまう。
2015/07/19
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