ヘヴン (扶桑社ミステリー ア 1-7)
ヘヴン (扶桑社ミステリー ア 1-7) / 感想・レビュー
ズバリ
訳者あとがきに「アメリカ版おしん」とあるように、これでもかというくらいに主人公ヘヴンの身に不幸が降りかかる。ヘヴン一家はヒルビリーなので「屋根裏部屋の花たち」にある甘美さに欠けるものの展開が速いのでぐいぐい読める。ファストであることがアンドリュース作品の特徴だと思う。この作品でヘヴンの少女時代は一応完結していてバッドエンドではないんだけど、最終的なヘヴンの男性観が恐ろしい。ヘヴンが「サウンド・オブ・ミュージック」を観て家族を思い出して泣くところとタイプライターをもらって手紙魔になるところが私的ハイライト。
2013/11/03
ちょん
アンドリュースお得意のストーリー。この人の描く主人公は、どうしてこんなにも美しく忍耐強いのか。男の人なくしては生きていけないのか。愛情の行き場を間違えている気もする。 内容(「BOOK」データベースより) ヘヴン(天国)という名前をもつ少女がいた。しかしその名前とはうらはらに彼女の生活はあまりに不幸せだった―。ウェスト・ヴァージニアの険しい峡谷に住む貧しい一家にヘヴンは生まれた。しかし、実の母親エンジェルはヘヴンの命と引換えに14歳の若さで世を去っていたのである。この出生の秘密からヘヴンは、呪われた子と
2011/03/09
丰
19890125, 19971010-10
月
本棚から。何度目かの再読。
2020/07/10
感想・レビューをもっと見る