追憶の一九八九年 (SWITCH LIBRARY)
追憶の一九八九年 (SWITCH LIBRARY) / 感想・レビュー
えか
作家の日記の殆どは、自分の産まれる前か、産まれていても、自分が小さすぎて憶えていない時のことが多いが、この日記は、僕が二十代の時、しかも、作中に出てくる池袋の本屋は、よく行っていた所。そういう意味では、とても共感できる(僕自身にとってだが)日記。ゲラ直しのため、島田雅彦、島弘之らと、大日本印刷の校正室にいた高橋さんが、三人でお喋りばかりしていて校正が進まないので、隣室に隔離されてしまう、エピソード。先に終わった島氏が帰ろうとしたら、後の二人が「一人だけ先に帰るのはずるい」と引き留める。お前らは中学生か!
2024/06/28
tsubasa
角川文庫。当時の記憶は(小さかったので)あまりないけど、そういうこともこの年だった、というのが色々とあって楽しかった。まだ終わらせていない「マザー」やろうかな。
2022/04/16
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