KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

ノムダス勝者の資格

ノムダス勝者の資格

ノムダス勝者の資格

作家
野村克也
出版社
扶桑社
発売日
1995-11-01
ISBN
9784594018443
amazonで購入する

ノムダス勝者の資格 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

katoyann

スワローズ監督時代の手記。中国の古典に通じ、故事成語が多用されている。古田が人差し指骨折で戦線離脱したシーズンは4位に甘んじたが、野村監督が考える野球では捕手がいかに重要なポジションと位置付けられていたのかがよく分かる。 豪球投手がおらず、変化球と配球でうまく交わす戦い方をするのに配球ができるキャッチャーが抜けると大変なことになる。 ふといまのヤクルトのチーム事情に目を向けると打力の評価が高い割に打率が低く、防御率もそこそこである。それでも粘り強く戦えてるのはきっと中村悠平捕手のおかげ。

2023/05/11

再び読書

「われ以外、皆わが師なり」吉川英治氏の言葉を噛み締める野村氏の姿勢に感心させられる。植木職人からも教訓を得る。他の野村氏の著書でも書かれていたが、解説者時代に言葉に詰まり、様々な読書により伝えたい事を、伝える言葉を獲得したと記してあったが、その事がよくわかる本である。呉子の引用が何度かあるのも、個人的には驚く。三国志等の中国歴史小説には必ず登場する孫子呉子だが、圧倒的に孫子の引用が多い。それだけ色々な本を読んだと言う事と思われる。

2013/03/12

こばこ

15年前、野村監督が本を出し始めたころの本、なんだけどまぁ今と言ってることの根幹はそれほど変わらず。 ただ、多少今よりは擦れてないところもあって、そこが面白い。 当時新人の稲葉についての期待感が強いのをみて、「方針立ててやったら育つもんは育つんだな」と思った。というか稲葉じゃなかったら五島獲ろうとしてたのは初耳。 結局オリックスにいった五島は二軍の帝王になっちゃって活躍らしい活躍もできなかったことを考えると、この判断はすごいなぁと思う。

2010/06/06

渡辺巧也

ノムさん好きなんです。「覚悟に勝る決断なし」「念ずれば花開く」「和して同ぜず、同じて和せず」「事に臨みて、しばしば断ずるは勇なり」「天に三日の晴なし」色々な勝負事の哲学を教えてもらいました。一番好きなのは「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負け無し」ということば。バスケとは違って引き分けがある野球だからこその視点です。

chimaeda

する勇気としない勇気 事に臨みて屡々断ずるは勇なり。 敢に勇なれ則ち殺し、不敢に勇なれば則ち活かす

2012/05/06

感想・レビューをもっと見る