新地下鉄の友 上り
新地下鉄の友 上り / 感想・レビュー
へくとぱすかる
平成ひとケタ時代。今思うと少しレトロな世間の風向きを、なつかしく感じさせる、肩の全然こらない微苦笑エッセイ。蛭子先生のカットが、またいい味してる。阪神大震災と地下鉄サリン事件が、当時の大事件だったのが、書きぶりに出ている。タイトル通り、地下鉄とその周辺とそのまた周辺と関係ありそうな下世話な話題が楽しく読める。人間ってそんなに簡単に変わらないんだね。
2019/12/04
しろいるか
昔、‘新人類’と呼ばれた泉さんも、すっかり「イマドキの若いもんは・・」のおじさん化している。「あのころはよかったなあ」という回顧的な気持が全編を通してあらわれている。色々なことを実際に歩いてよく調べてかかれているところはすごい。ちょうど地下鉄サリン事件のころに書かれており、事件の衝撃を久しぶりに思い起こさせられた。
2006/01/17
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