KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

真夜中の電話 (扶桑社ミステリー コ 3-5)

真夜中の電話 (扶桑社ミステリー コ 3-5)

真夜中の電話 (扶桑社ミステリー コ 3-5)

作家
ロバート・コーミア
Robert Cormier
金原瑞人
出版社
扶桑社
発売日
1997-09-01
ISBN
9784594023423
amazonで購入する

真夜中の電話 (扶桑社ミステリー コ 3-5) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

でんすけ

先の展開が読めないタイプのミステリではないけど、デニー少年の淡い恋や社会との関わりなど、若さゆえに苦悩し揺れ動く感覚が好きだった。背後には児童22人が亡くなった劇場での事故があり、物語に影を落とす。これは事件の謎を解く物語と言うよりは、デニー少年の成長譚として読むほうが楽しい。電話に出る父の姿は、序盤と終盤でほとんど変わっていないはずなのだけれど、デニーの目を通して物語を追ってきた自分には、無言で電話を聞く姿も全く違って写る。

2023/12/13

澤水月

010629

2001/06/29

感想・レビューをもっと見る