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キラー・オン・ザ・ロード (扶桑社ミステリー エ 3-4)

キラー・オン・ザ・ロード (扶桑社ミステリー エ 3-4)

キラー・オン・ザ・ロード (扶桑社ミステリー エ 3-4)

作家
ジェイムズ・エルロイ
James Ellroy
小林宏明
出版社
扶桑社
発売日
1998-08-01
ISBN
9784594025441
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キラー・オン・ザ・ロード (扶桑社ミステリー エ 3-4) / 感想・レビュー

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はつばあば

どこかのスターバックスで福袋の買い占めが行われたと。中国の爆買いに洗脳されたか。いやいやシリアルキラーの感想を。子供を育てるのは本当に難しい。親はスマホに夢中。わが娘も然り「子供が遊べる処を探してんねん。子供を育てるのは大変や、仕事してる方がよっぽど息抜きできるわ」。子育てを疎かに考えてはいけない。ある日突然モンスターになるわけではない。日々の生活から生まれでる。親の子に対する無関心もそうだろうが過保護も問題だ。いつまでたっても自立できなくなる。お金も情報も大事だがモンスターになられては元も子もない

2016/01/06

GAKU

アメリカを西から東に向かって9年にわたり、殺人を続けていたシリアルキラーのマーティン。刑務所内で執筆したロサンジェルスの少年時代から始まるこの回想録で、事件の全貌が明らかにされる。彼が人を殺すのはその人が憎かったからでもその人が邪魔だったからでもない。自分のために殺さずにはいられないから殺しつづける。凄惨な殺人シーンが次々と繰り広げられる。マーティン、結局何十人殺したのだ!?人間の内なる狂気の世界にどっぷり浸り、読み終わって我に返るこの感覚。やはりエルロイは期待を裏切りません。凄い作家です!

2015/12/26

Ayah Book

シリアルキラーの自伝的ロードノベル。フィクションですが、ノンフィクションのようなリアリティ。ロバート・K・レスラーさんも言ってましたけど、妄想が殺人鬼を育てるんですよね。エルロイさんはそれを空想映画という言葉で表現してましたが、あまりにもリアルです。エルロイさん自身も覗きや押し込みやってたとか。。。ともかく、物語もとても面白いです。すごく映像的な展開で、最初の殺人には度肝を抜かれました。衝撃的!美男のロスとか、ぜひ映画で見たいですね。

2022/12/08

bapaksejahtera

何冊かエルロイの小説は読んだがシリアルキラー物は初めて。知能は高いが対人接触を避け、他人に口を開かないで過ごす少年。不仲であった両親は彼がハイティーンになった頃奇妙な破局を迎える。母親の自殺に彼が示した反応は凄まじい。彼は幼少時来特異な妄想癖があり、劇画のキャラクターに心酔し、屡々それを呼び出しては奇妙な人格の維持を図る。初めての刑務所生活と殺人鬼マンソンとの出会い。出所後から26歳での初めての殺人が36歳まで続く。その間主に独白体で綴られる犯罪人格の形成と変容が凄まじい。著者作品でも取り分け異様である。

2022/10/30

ネムル

『ブラック・ダリア』以前に書かれた、シリアルキラーものの初期作。契約のために書き飛ばされたらしく、テキトー感はそこかしこ。ただしエルロイのよくわからなさが剥き出しになったような薄気味悪さと、どこまで真面目か掴みかねるユーモアと、変なごたごた感は悪くない。改めて扶桑社文庫の殺伐系は油断がならない。

2020/05/26

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