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産めない女に価値はない

産めない女に価値はない

産めない女に価値はない

作家
家田荘子
出版社
扶桑社
発売日
1999-08-01
ISBN
9784594027247
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産めない女に価値はない / 感想・レビュー

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makimakimasa

「極妻」家田氏の「表テーマ」。前世紀的感覚?のぎょっとするタイトルだが、中身は不妊症に悩む人達に寄り添った力作である。今でこそ認知度が上がってきているが、当時は周囲の無理解と圧力、偏見がひどかった様子。そうした世間とどう対峙していくか、女性は心理的に翻弄されながらも、様々な夫婦のあり方、子供を持つことの意味、全てを含めた生き方について考えさせられる。徐々に社会は変わっても、女性が背負う心身の負担は今もあまり変わらないはず。抗精子抗体とか、フーナーテストとか、妻から聞いた事ある単語が出てきて、改めて勉強。

2016/08/29

りりあん

少し古い本なので、この時代に不妊治療をしていた人たちは、やはり特殊なのだと思う。 悩みには共通の部分もあるのだろうが、今はもっと普通の人たちが不妊治療をしている印象。 そういう意味では、当時だったら諦めることが普通だったのだろうし、そういった「不妊治療まで至らなかった普通の人」たちの声も聞いてみたかったな、と思った。

2013/12/07

marimo

10年ぐらい昔の本なので、このころよりは社会での不妊への理解はすすんでいるのではと思う。しかし、今読んでも不妊治療を行う人たちの体験談としては読む価値があると思う。ただ、個人的にこの著者の文章・・・というか描写の仕方があまり自分のセンスとぴったり来なかったのが残念・・・ルポものなので、もっと客観的な文章で読みたかった。

2010/03/19

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