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不思議な猫たち (扶桑社ミステリー)

不思議な猫たち (扶桑社ミステリー)

不思議な猫たち (扶桑社ミステリー)

作家
ジャック ダン
ガードナー ドゾワ
アイザック・アシモフ
出版社
扶桑社
発売日
1999-09-01
ISBN
9784594027711
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不思議な猫たち (扶桑社ミステリー) / 感想・レビュー

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hit4papa

「魔法の猫たち」に続く、猫にまつわる短編小説を集めたアンソロジーです。クーガー、ジャガー、虎といった広くネコ科の動物が登場するので、タイトルと可愛らしい表紙は如何なものかと思ってしまいます。前作が良かったからなのか、さして目を引く作品はありません。なかでは、遺産相続猫?との顛末 アシモフ「かわいい子猫ちゃん」、しゃべる猫を育てようとした男 ジョン・コリア「多言無用」が良作でしょうか。アブラム・デイヴィッドスン「パスクァレ公の指輪」は猫小説かというと疑問ですが、エステルハージィ博士もので読み応えはあります。

2016/10/29

猫路(ねころ)

猫は不思議である、そんな猫のアンソロジー、『猫の創造性』猫の視点で描かれている話が興味深かったです。人間に愛されたり、忌み嫌われ、読み応えはかなりある。ジャガーや虎など大型のネコ科の話もあるので楽しく読めました。ですが、最後の『パスクァレ公の指輪』は文体がとっつきにくくて疲れてしまいました。

2024/08/27

ニミッツクラス

99年の本体667円の初版を読了。Jダン&Gドゾア編の「魔法の猫」に続く第2弾で本国91年刊行。ライバーほか11名の猫アンソで、9編が新訳、2編が改稿、1編が改稿・改題となる。巻末のデイヴィッドスンはサンリオの短編集「10月3日の目撃者」やいわゆる“牡蠣でいっぱい”の作者で、その筋ではエステルハージィ博士と言えば判り、本書も“猫”から少し離れてエ博士の事件譚を堪能できる。アシモフも“アゼザル”物で、皮肉が効いている。さらに巻頭のライバーは猫好き垂涎の“ガミッチ”物で、読者受けする構成となった。★★★★☆☆

2018/01/16

ヒロくん(脱脂)

ライバー「猫の創造性」やはりガミッチは良い。彼の哲学と審美眼は素晴らしい。「つややかな〜」ばらされたパズルの様な構造が面白い。「猫と話した少年」しっかり者の娘と一枚上手だったお母さんの関係が可笑しい。「メイのクーガー」ビターでスウィートなお話。好き。「パスクァレ公の指環」癖のある文章と頻繁な場面転換のせいで最初非常に読みにくかったんですが、この怪しい雰囲気はかなり好き。他のエステルハージィ博士ものも読みたい。 今回は前短編集より猫分は控えめ。

2015/09/03

goldius

A・デイヴィッドスンの「パスクァレ公の指輪」の馬糞まみれの中世都市を蒸気自動車で疾走する主人公がナイス

2004/12/10

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