爆笑問題の死のサイズ 下 扶桑社文庫 は 6-2
爆笑問題の死のサイズ 下 扶桑社文庫 は 6-2 / 感想・レビュー
麦焼酎
上巻に続いて下巻もサクサク、スナック菓子くらいの軽さで読みました。扱っているのは人の「死」だけれども。漫画家の藤子不二雄はAとFで作風がかなり違う。みんなドラえもんやオバQを描いたFのほうが明るい作品だと思い込んでいるけれど、実はFのほうが残酷という大田の考察が面白い。空想の中での希望は残酷さの象徴、誰も助けてくれないから自分で恨みをはらす!というAの描いた魔太郎やらのほうが現実的だから残酷さは薄いということは言われてみれば確かにそうだよなあと。ああ、だから私はハッピーエンド作品が嫌いなのか。
2022/12/26
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