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黒

作家
柳美里
出版社
扶桑社
発売日
2007-07-21
ISBN
9784594054045
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黒 / 感想・レビュー

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光芽様

★★★☆☆最初は官能小説かと思った。後半は命を見つめて…と呟くほど切ない話しでした。前と後の話しがまるっきり変わる別世界で崖から落ちる様に読んでいました。主人公の男が嫌いでした。哀れな一生を読んでいる気分でしたが一気に読みたくなる作品でした。

2008/07/18

kera1019

柳さんの東由多加物語と言うか、告白と言うか、余り脚色されずストレートに感情が書かれてるのでリアルに感じる。ホンマのトコはどう感情が動いたかなんて誰にもわからへんけど、長い時間一緒にいると良いことも悪いことも当たり前にあって、形がわからなくなっても自分の中に確信できる感情があるって素敵やなぁって思う。

2013/10/21

ちゃこ

命四部作を読み終えたので改めて再読。『白』の最後の一文、それから『緑』のラストシーン、鳥肌がたった…東さんは恐らくプロットを残す余力、なかったよね、とすると、東さんと柳さんの二人三脚だった柳美里は死んだけど、今も書き続けているのはニュー柳美里さん、なのでしょうか。出版順に読んでいったら何か変化を感じるでしょうか。

2013/04/23

Yukari Sakakibara

最初は「読む」ことをやめようかな!と思った・・・ でも、最後は「人間」のせつなさ、男女を超えた「愛」を ひしひしと感じた。

2012/11/16

あかふく

突然柳美里ではないとされる存在が柳美里はおれとあの女二人で柳美里だと主張しだしたり、「黒」という章の中で『黒』という小説を書きはじめたり、最終的に「おれ」と言っていた存在が東由多加だったかのような書き方をされていたりして、何が書いてあるのか分からなくなり本を閉じると、そこに本があり、文字があるという事実しかなくなってしまう。というか、そういう事実が強く感じられる。

2012/12/06

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