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マイ・ブルーベリー・ナイツ (扶桑社セレクト 22-1)

マイ・ブルーベリー・ナイツ (扶桑社セレクト 22-1)

マイ・ブルーベリー・ナイツ (扶桑社セレクト 22-1)

作家
ウォン・カーウァイ
ローレンス・ブロック
出版社
扶桑社
発売日
2008-03-08
ISBN
9784594056179
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マイ・ブルーベリー・ナイツ (扶桑社セレクト 22-1) / 感想・レビュー

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Tetchy

人と人との間に生まれるドラマを描かせるとやはりブロックは上手い。決して特別なことを書いているわけではなく、むしろドラマとしては典型的だろう。しかし一つ一つのエピソードが読者の人生に擬えられ、共感を覚える。別れた女性への未練、子の親への反発、振られることで迎える狂おしい日々などは私もかつて経験しただけに痛切に心に響いた。こんな経験をして今の私があるのだなと再認識させられた。新しい恋をするために自らの人生を磨いた主人公エリザベス。これは決して甘くはない大人の恋の物語。実力派2人の描いた物語は実に極上でした。

2016/09/25

mizuki

173ページしかないのに、十分伝わってくる優しさと愛しさに、夢中になってしまいました(๓´͈꒳`͈๓)♡

2019/07/29

lonesome

「鍵を捨ててしまったら、そのドアはもう永遠に開かなくなる。そんなことを決める権利はぼくにはないよ……だろ?」 そういって客の鍵をガラスの瓶に入れて預かっているジェレミーと失恋をして店に通うようになったエリザベス。そしてエリザベスは旅に出る。出会いと別れ。別れと出会い。さらっと読めてしまう長さの物語だけど、涙しそうになった場面があった。次の恋に進むまえの、過去の気持ちの消化の仕方が大人でステキだな。そういうところにローレンスブロックっぽさを感じた。BGMはもちろんノラジョーンズ♪

2014/02/16

面白かったです。映画を見ているような小説でした。失恋したら、相手に会わなくなり、物理的な距離を取ったら少しずつでも忘れられる、というのはわたしも身をもって実感したことがあります。エリザベスの旅はなんだか好きでした。ブルーベリーパイが食べたくなります。出てくる人たちも哀しくて好きでした。映画も見てみたいです。

2016/02/05

inarix

失恋したエリザベスを見守るカフェのオーナー・ジェレミー。慰めてくれるのは、彼が毎日作る、いつも売れ残るブルーベリーパイ。 ふたりの心は少しずつ近づいて行くが、ある日、エリザベスはひとりニューヨークを離れ、旅に出る。 行く先々でウェイトレスとして働くエリザベスが出会う、さまざまな愛のかたち。 新しい恋が始まるまでの遠回り。その道程を切なく甘く描くラヴストーリー。 映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』のノベライズ。 文章はシナリオを小説用に少し修正した感じ。

2013/08/02

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