KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

予期せぬ結末3 ハリウッドの恐怖 (扶桑社ミステリー)

予期せぬ結末3 ハリウッドの恐怖 (扶桑社ミステリー)

予期せぬ結末3 ハリウッドの恐怖 (扶桑社ミステリー)

作家
ロバート・ブロック
井上雅彦
Robert Bloch
植草 昌実
出版社
扶桑社
発売日
2014-05-31
ISBN
9784594070458
amazonで購入する

予期せぬ結末3 ハリウッドの恐怖 (扶桑社ミステリー) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ちょろんこ*勉強のため休止中

ヒッチコックの『サイコ』原作者ということだが、期待以上だった。第一部はともするとチープになりがちな設定が多かったが、あまりにも捻りに捻った展開なのでそれを感じさせなかった。恐怖をいろんな側面から見せてくれた。そこはかとないユーモアも漂っており、どれも甲乙つけがたい。第二部は、同じ恐怖でも後味の良い恐怖。雰囲気が変わって楽しませてくれた。『弔花』や『ムーヴィー・ピープル』は切なく詩的。『牧神の護符』は幻想的で美しい。安定感がある作品ばかりで、娯楽作品としてはとっても楽しめる一冊だと思う。職人技!

2014/06/30

KAZOO

「予期せぬ結末」の三冊目はロバート・ブロックの短編が12収められています。様々な分野で私は久しぶりに楽しむことができました。前の二人もそれなりに楽しかったのですがやはりブロックのほうが幅が広いという感じがします。表題作などはハリウッドではなくほかのところで映画化されたようですが、最後が結構怖い感じがします。それにしても植草さんはよく掘り出して訳してくれています。もっとほかの作家についてもこのような本を作ってほしいですね。

2016/08/03

HANA

奇妙な味の短編作家別アンソロジー三冊目。ロバート・ブロックという事で大いに期待しながら読む。やはり期待は裏切られることなく、ミステリ、SF、ホラーとジャンルは様々ながらどれも素晴らしい出来。鬼面人を嚇す作品から抒情的な作品まで、ブロックの魅力を十分に伝える一冊だと思う。個人的にはクトゥルー作品も一遍くらい入れてて欲しかったが。やはりサイコじみた作品も良いが、「弔花」や「ムーヴィー・ピープル」といったある傾向を持つ作品もしみじみとして実にいい。特に後者、既読だったが何度読んでもただただその味わいに感じ入る。

2016/03/25

Panzer Leader

「GWだよ全員集合!奇妙な味海外読書会’22」読み始めてラストが予測できる様なベタで意外なところがなにもなくて面白くないなあと思っていたところ、二部に入るとあらま別の人が書いたんじゃないかと思えるほど良い出来の作品の連発。前半40点とすれば後半は90点付けられる。

2022/05/02

藤月はな(灯れ松明の火)

早川SFマガジン8月号の裏表紙の広告で興味も持ち、読みました。『サイコ』の原作者として有名なロバート・ブロックなので映像絡みで精神心理学を取り入れているものが多い。映像化したらさぞかし、映えるだろうな~。個人的には妻を殺害した夫の自己中心的な心理の方が怖い『クローゼットに骸骨』、ラストに背筋が凍る『心変わり』、ほろ苦くも温かい『弔花』がお気に入りです。既刊もボーモントやジョン・コリアという早川書房の異色作家短篇集でも御馴染みの作家の作品が収録されていたので既刊にも予約を入れました^^

2014/08/12

感想・レビューをもっと見る