ひそやかな悪夢(上) (扶桑社ロマンス)
ひそやかな悪夢(上) (扶桑社ロマンス) / 感想・レビュー
たまきら
この作家の映画を見ているようなきっちりと切り取られた描写、本当に巧みです。彼女の本を読み慣れている人ならわかる、歴史的建造物のリノベーションに対する情熱。地域の雇用を生み出そうとする努力。芸術への愛情。そんなサイドストーリーがロマンスとサスペンスに丹念に練りこまれ、こちらも一緒に人生を楽しんでいる気持ちになれます。だからこそ、女子の悪夢も怖い。連続殺人犯の父の犯罪を食い止めた娘。母の自殺死体を発見した娘ーそんな彼女にガツンと落ちる男子といいところで下巻へ。
2018/01/29
Michelle
連続殺人犯の娘という重すぎる過去を背負ったヒロイン。身バレを避けて一つのところに留まることなく居を移してきたが、ある古い家を気に入って衝動的に購入してしまう。18室もある豪邸をリノベーションするために地域のビルダーを雇ってそこから交流が生まれていく。18室すべてを二重窓にするだけでもすごい費用のはず。ヒロインはカメラマンなんだけどかなり稼いでるよう。ヒロインを真似て、スマホで撮った写真をフリー素材として売ったらお小遣を稼げないかなあなどと考えてしまった。
2022/10/06
はなちゃん
ロマンス部分もミステリー部分も面白いですが、地方で一目惚れして購入した屋敷を自分の思い通り作り変えて行く様子や、写真家としての仕事の部分が、こんな風に生きらればなと思ってしまうほど素敵です。初読みだった『聖なる森の捜索者』同様、犬が名脇役として登場しているのも、嬉しい。下巻が楽しみです。
2019/06/15
みるて
図書館の本 読了
2020/09/29
フタ
タグ( ´ω` )🐕))
2019/03/31
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