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とりあえずウミガメのスープを仕込もう。

とりあえずウミガメのスープを仕込もう。

とりあえずウミガメのスープを仕込もう。

作家
宮下奈都
出版社
扶桑社
発売日
2018-05-25
ISBN
9784594079833
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とりあえずウミガメのスープを仕込もう。 / 感想・レビュー

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風眠

特別なものじゃなくてもいい。とびきり美味しくなくてもいい。「あぁ、やっぱりこの味」って心から思えること。それが食べ物に関するいちばん大切なことだなって、私は思う。そして「あぁ、やっぱりこの味」という安心を感じられることは、幸せなことなのだ。日々の暮らしの中で料理をする。普通の料理。手抜きもするけど、たまには凝ってみたり。時に、ただただ無心に刻んだりこねたり。そしたら、いつの間にか心の中がとんとんと整理されていたり。食に対する宮下さんの姿勢は、普通であるけれども、その普通のかけがえなさを思い出させてくれる。

2018/06/14

ウッディ

どんなに美味しい食事であっても、一人で食べた物は、驚くほど憶えていない。家族とともに食べたお節料理、友達と食べた部活の後のラーメン、子供に作った失敗料理など、食の記憶は誰かの記憶とともに心の中に残っている。この本は、宮下奈都さんの食に関するエッセイだが、幼い頃の家族とのエッセイであり、優しい旦那様や成長する子供達とのエッセイでした。ちびくろサンボの虎のバターで作ったホットケーキが一番食べたかった、自分の子供の頃を思い出して、切なくなりました。そんな、懐かしさと温かさとに溢れた食べ物の話、面白かったです。

2018/10/14

寂しがり屋の狼さん

タイトルに❔❔❔ってなりますが、日々の食事について綴られたエッセイ集🍴宮下さんの家族に対する愛情の深さにほっこり😌また、独特の感性を持った三兄弟のエピソードは心暖まる🐤🐥🐣 宮下さんのエッセイは自然と幸せな気持ちになれる🍀

2019/01/15

fwhd8325

宮下さんの食事にまつわるエッセイ。エッセイですが、その中にドラマを感じさせてくれます。こんなに感性が高いから、素敵な小説を作り出してくれるのでしょう。

2018/07/16

和夜

食事を主題にしたエッセイ集。色々な料理がエピソードと共に載っており、普段料理をしないが作りたくなってきてしまった。特に「いちばん好きな料理」に出てきたひじきのマリネはその編を読み終わってすぐにレシピを検索してしまった程。思い返せば自分はあまり料理に関しての思い出がパッと出てこない。これからはちょっと意識して食べてみようかな。ところで、「虎のバター」で某学園コロシアイゲームを思い出した人は私と握手です笑。

2024/03/01

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