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麦ソーダの東京絵日記

麦ソーダの東京絵日記

麦ソーダの東京絵日記

作家
久住昌之
出版社
扶桑社
発売日
2021-07-17
ISBN
9784594084134
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麦ソーダの東京絵日記 / 感想・レビュー

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徒花

まあまあよかった。人気マンガ『孤独のグルメ』などの原作者である著者が、編集者と一緒に東京都内のいろいろな飲み屋を回りながら、その場所にまつわる自分の食などにまつわる体験をつづっていくエッセー。当たり前っちゃ当たり前なんだけど、食べものの描写とか食べた感想とかが井之頭五郎さんのようだった。ちなみに麦ソーダは要するにビールのことで、基本的には酒を飲みまくっている。素直~に自分が思ったことを述べていて、読んでいて心地よい。ぐるなびの運営するサイトで連載されていたものをまとめたもの。

2023/04/03

J D

「孤独のグルメ」の原作者としてしか知らなかった久住さんのエッセイ集。読めて良かった。数々の思い出とともに語られる東京の飲食店。行ってみたいと思いながらも、東京に住んでいる人を羨ましく思った。「両国・ウランバートル」の話が郷愁をそそった。佐賀の話には苦笑いした。

2022/12/14

yamatoshiuruhashi

「孤独のグルメ」原作者による東京での美味しいものと思い出リンクエッセイ。「孤独のグルメ」は谷口ジローの絵と松重豊の五郎ぶりそれぞれが際立ちつい原作者の姿が薄れそうだが、どうしてどうしてやはりこの人あってのあのシリーズだと思う。特別に高いものを気取って食べているわけではない。一番大切なスパイスは著者自身の思い出で、其々の料理をより香り立たせ、味を引き立てている。行ってみたい店がたくさん。そろそろ旅行もしたいものだ。

2022/09/18

ホークス

2021年刊。『孤独のグルメ』の久住氏のエッセイが好きだ。いい格好をしたい、勝ちたいというのは我欲だけど、男性の世間による呪いでもある。久住氏はそれを無いことにせず、開き直るでもなく、「バカな俺」を笑っている。格好悪い自分を認める作法を教えられる。本書は楽しい食レポでありつつ、最近心臓を手術した著者による回想が多く、過去の本と少しトーンが違う。肩の力が抜けたようで、松重豊氏の話などをさらりと書く。食べ物に対しても、「一番おいしいものは、その人の記憶の中にある」と、執着しない。ご健康を祈る。

2023/07/21

緋莢

株式会社ぐるなびの「みんなのごはん」に2017年から2019年に連載した「途中めし」を加筆修正してまとめたもの。町田では馬刺し、ハム、馬肉鍋を、新宿・紀伊国屋の地下(現在は移転)でブータンから入荷した松茸の土瓶蒸しを、登戸で多摩川を歩いていて思い出した子供の頃、父親と焼肉を食べに行った時の記憶などなどが書かれています。 飲んだお酒、食べたものの描写は勿論、街歩きの描写も良くて、特に西永福の街にはとても興味を惹かれましたし(続く

2021/10/03

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