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大聖堂 夜と朝と(下) (海外文庫)

大聖堂 夜と朝と(下) (海外文庫)

大聖堂 夜と朝と(下) (海外文庫)

作家
ケン・フォレット
戸田 裕之
出版社
扶桑社
発売日
2022-11-02
ISBN
9784594087241
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大聖堂 夜と朝と(下) (海外文庫) / 感想・レビュー

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starbro

上・中・下巻、1,500頁弱、完読しました。キングスブリッジ(大聖堂)・シリーズの前日譚、大河歴史恋愛小説、相変わらず読み応えがありました。今回は、紀元後1000年前後の時代の物語ですが、これまで200年ずつ刻みで来ているので、次作(まだ決まっていないようですが)は、800年頃もしくは1800年頃のどちらになるでしょうか? https://www.fusosha.co.jp/books/detail/9784594087241

2022/12/20

KAZOO

大聖堂シリーズの前日譚です。997年から1006年までの十年間の話が収められています。3人の主人公がいます。一人は船大工のせがれでヴァイキングがやってきて父親と恋人を失くして建物や橋などの工事を行います。もう一人はフランスのシュエるぶーるの伯爵令嬢で結婚のためにイギリスにわたってきます。修道院修道士です。この3人がどのようになっていくのか、それまでの間にそれぞれの家族や係累がからんでの人間ドラマです。これに続いて「大聖堂」「大聖堂 果てしなき世界」「火の柱」と続きます。再読したくなりました。

2022/12/29

のぶ

下巻に入り今まで出番の少なかった、エドガーとラグナに修道院長のオルドレッドが加わり、ドラマが盛り上がりを見せるようになる。3人は力を合わせて教会を宗教的に浄化し、発展繁栄させていく戦いを開始したのだ。この巻が全体を通して一番盛り上がったところだろうか。作品全体を通しての印象は、楽しむことはできたが、この物語にはいかにも長かった。「大聖堂」のタイトルがついてはいるが、大聖堂は登場せず出来も最初の「大聖堂」ほどの興奮はなかった。原題には「大聖堂」は付いておらず、別の話として読ませるべきだと思った。

2022/11/11

k5

面白かったんですが、やっぱり朝ドラの域は出なかったかも。二人の奴隷のエピソードこそ感動したし、ラグナの運命にも共感しながら読んで、結果はもうびっくりするくらい予想通りのオチだったな、と。時系列的にもちょうどいいし、最初の『大聖堂』読み返して何が違うのか確認してみようと思います。

2023/02/23

ぽてち

ついに最終巻である。年内に読み終わるか不安だったが、抜群のリーダビリティのおかげで余裕で読了できた。中巻のレビューに「ストーリーとしてなにか大きな目標が設定されているわけではない」と書いたが間違いだった。この物語が書かれた最大の理由が“それ”だったことにようやく気付いた(それがなにかは内緒)。そしていつものことながら、この人の作品に登場する女性は強い。本作にも様々な女性が登場するが、みな一本筋が通っている。10世紀末に男女同権はあり得ないと思うが、それもまた魅力的だ。

2022/12/31

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