ネヴァー(中) (海外文庫)
ネヴァー(中) (海外文庫) / 感想・レビュー
starbro
昨日の上巻に続いて、中巻です。中国&北朝鮮が登場してきな臭い雰囲気になって来ています。続いてラスト下巻へ。トータルの感想は、全巻読了後に。 http://www.fusosha.co.jp/mysteryblog/2021/12/post-381.html
2022/01/22
のぶ
中巻に入り、上巻で提示されていた様々な問題が動き出した。アフリカではチャドとスーダンとの間で紛争が発生し泥沼化していって、チャドの問題に介入していたアメリカは対応に苦慮していた。背後で糸を操っていた中国にも影響が及び、アメリカ大統領も問題を軽視できない。CIAのタマラも現地で活動するが、出口を見出せない。このほかにも南シナ海の領有問題や、北朝鮮で進行中のクーデター計画の情報も読み逃せない。アフリカと米国の問題に留まらず、中東、アジアの諸国を巻き込んだ壮大な物語になって行った。早速下巻に入ります。
2021/12/31
k5
第三次世界大戦がモチーフということで、脳内では延々ブランキーの「悪いひとたち」が流れているのですが、すべてを仕組むシナリオライターはおらず、それぞれが自分の立場で判断する中で、だんだんボタンが掛け違えていきます。ケン・フォレット好きなのはこういう陰謀論の対極にある世界観で、陰謀を描けるところですかね。下巻も楽しみです。
2022/11/07
Panzer Leader
アフリカのチャドとスーダンの小競合いからアメリカ・中国・北朝鮮を巻き込む戦争へと発展しそうな重苦しい展開となってくる。しかしながら米国大統領・末端のCIA職員・米軍特殊部隊指揮官・チャドを脱出する寡婦と主要人物はすべて優秀な女性で、一部を除けば男性陣は凡庸で俗物な人物ばかりで、中国は悪役設定だから主要人物は男性ばかりと、あまりにバランス悪すぎ。面白くなりそうだけどグダグダに終わる可能性もあり、ある意味目が離せない。
2022/08/23
キムチ
危ういバランスは地球のミニマムの摩擦から始まるという図式は確か。女性大統領と頭の上がらぬ夫、はき違えた自由を謳歌する子女、右顧左眄する姿が目に浮かぶ中国の安っぽいなどを配す。チャドスーダンの現場は常に一触即発。米中の緊張 そこに北鮮事情が発火点になって行く・・とはいえ、「目が離せない」という言い回しは手垢が付きすぎ。何故ならのKGBが姿を現していないから。キングが何言おうと、フォレットが腕まくって書いて行こうと私はやはりスラブ民族のあいつが「今のところ」大きく存在して見える。ま、下巻でどう、折り合いが?
2024/04/06
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