KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

猫と生きる。 (天然生活の本)

猫と生きる。 (天然生活の本)

猫と生きる。 (天然生活の本)

作家
猫沢エミ
出版社
扶桑社
発売日
2021-09-24
ISBN
9784594089177
amazonで購入する Kindle版を購入する

「猫と生きる。 (天然生活の本)」のおすすめレビュー

「今月のプラチナ本」は、猫沢エミ『猫と生きる。』

『猫と生きる。』 ●あらすじ● シンガーソングライターとしてのデビューを間近に控えた、1996年5月初旬。26歳の猫沢エミは、マンションのゴミ捨て場で生ゴミと一緒にビニール袋の中に入れられた子猫を見つけた。「彼女を幸せにする」と覚悟を決め、その日から突然、猫と共に暮らす日々が始まった―。フランスと日本を行き来しながら、猫沢エミと猫たちとの運命的な出会い・別れと、“愛と命の教え”を綴った一冊。 ねこざわ・えみ●1970年、福島県生まれ。ミュージシャン、文筆家、映画解説者、生活料理人。9歳からクラシック音楽に親しみ、音大卒業後、シンガーソングライターとしてメジャーデビュー。2002年に渡仏。07年より10年間、フランス文化に特化したフリーペーパー『BONZOUR JAPON』の編集長を務める。帰国後、超実践型フランス語教室「にゃんフラ」を主宰。近著に『ねこしき 哀しくてもおなかは空くし、明日はちゃんとやってくる。』(TAC出版)。 猫沢エミ扶桑社1760円(税込) 写真=首藤幹夫 編集部寸評   死にゆくものを見送って、生きていく 「毎日がそのときベストだと思う答え探しの連続だった。しかしその答えは、世界…

2021/12/7

全文を読む

おすすめレビューをもっと見る

猫と生きる。 (天然生活の本) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ぶち

読友さんのレビューに魅かれて手に取りました。 やはり私も、読友さんと同じように、読んでいる間ずっと涙ポロポロ状態でした。 著者の猫沢エミさんが娘と呼ぶ二人の猫、ピキとイオ。どちらの猫との出会いも心穏やかに読めるようなものではありませんでしたが、猫沢さんの愛する者を守ろうとする姿が心に沁みてきます。猫沢さんと愛猫たちとの間の濃密な信頼関係と愛に溢れた日々に、自分が見送った愛おしい存在との日々が胸の中で重なって号泣.... 愛しい小さな生き物たちの命の価値についてあらためて考えさせられます。

2022/05/27

miww

読友さん達のレビューで手に取り、号泣覚悟で読みましたがやっぱり読んでいる間ずっとボロボロ‥。猫沢さんが保護した4匹の猫達との暮らしと看取りのお話。自分の力ではどうしようもない猫達の運命、優しい人との出会い、彼らが人に与えてくれる癒しと強さ、優しさ、そして避けては通れない別れ。その全てが詰まった素晴らしい作品でした。生まれて間もなく命を落とす子、病に侵されながら命を全うする子、一つ一つの『命』についてとても考えさせられた。『猫と生きる』と言うタイトルが相応しい猫沢さんの愛が溢れる作品でした。

2022/07/04

ぽてち

タイトルに偽りなし。第1章から第3章まではミュージシャン、文筆家などの肩書きを持つ猫沢さんの活動と、常に共にいた愛猫ピキとの記録である。第4章からはピキを亡くした後出会った2匹の猫ピガとユピのその後と、新宿で保護したイオとの短いが濃密な日々が描かれる。本書は2013年に発売された同タイトルの復刻版で、第4章は丸々追加されたものらしい。ぼくは2年前に母を、昨年秋にピノ(猫)を亡くした。本書を読みながらいろいろなことを思い出し号泣した。

2022/03/10

楽駿@新潮部

品川図書館本。読み友さんのレビューを見て、直ぐ。図書館に予約した。その本が、ちょうど、ねこまつり期間に読む事ができて良かった。頭で解っていても、猫の命は人のそれより、はるかに短い。それを恐れて過ごすか、今ある時を愛おしむか、選ぶのは共に生きる飼い主だ。ましてや、もう、助かる見込みのない病に倒れた時、どこまでを一緒に生き、どこで命の線引きをするのかは、神でない人の身では、永遠の迷いだろう。苦しませたくはない。けれど、本猫が生きようとしているうちは、できるだけ、応援したい。全ての猫飼いさんにお薦め!

2022/02/17

こまり

生ゴミと一緒にビニール袋の口を紐でぐるぐる巻にされた中に捨てられた生まれたての子ネコを偶然見つけて助け出し、一緒にパリにまで行ったピキとの暮らしと別れ、そしてその後の新たな猫たちとの出会いと別れが心に染みる。新宿の路地で餓死寸前の老猫を連れ帰り先住猫たちと共に暮らし始める。その命を守ろうとする真剣な姿勢に感動する。その猫はその後治らないガンになり、最後の最後苦しむ前に安楽死を選ぶ。それを選択するまでの葛藤が苦しいほどわかる。ただ可愛がるのではない、猫愛、生き物愛、命への向き合い方に共感した。泣いた😿

2021/12/08

感想・レビューをもっと見る