KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

確執と信念 スジを通した男たち

確執と信念 スジを通した男たち

確執と信念 スジを通した男たち

作家
松永多佳倫
出版社
扶桑社
発売日
2022-04-17
ISBN
9784594091026
amazonで購入する Kindle版を購入する

確執と信念 スジを通した男たち / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

fwhd8325

江夏さん以外は、あまり取り上げてこられなかった選手が多いと感じました。少し偏見があるかもしれませんが、取り上げられなかったのはメディアの影響があるのではと疑う内容です。それが証拠にこの著書で掲載中止となった6人目の男がいるらしい。私の考えでは駒田なんじゃないかともいます。取材傾向から見て間違いないように思います。この5人の選手たちは、子どもの頃に持っていたイメージとかけ離れた印象になりました。証言者として登場する杉下さんも亡くなり、第1章の門田さんも亡くなってしまった。骨太な野球選手は凄いと感じました。

2023/07/31

たらお

門田、田尾、広岡、谷沢、江夏とインタビューした相手が確かに腹に一物を抱えていそう。彼らは初代ファミスタで知っている名前。門田はあんなにホームランを打っていたんだから引退後は解説などで仕事があっていいはずなのに。今何してる門田?気分転換に裏でビールを引っかけてから打席に入りホームランなんて今では考えられません。個性的な面々の思い出は懐かしかった。本人に確執あれど、もうそんなに怒ってないのに著者の思い入れが強すぎて、燃えてもいない火に油を注ぐような論調はノンフィクションとしてどうよ?といったところ。

2022/08/02

nishiyan

門田博光、田尾安志、広岡達朗、谷沢健一、江夏豊と球史に残る名選手・名指揮官の生き様を通してプロ野球界の裏側を描いたノンフィクション。谷沢目当てで購入したのだが、門田と野村克也の愛憎と確執の物語に心が惹きつけられた。野村を19番、おっさん、ノムさんと使い分けながら語る様に複雑な感情が入り乱れたものを感じられるのだ。野村が去った後の南海、オリックスへの移籍を巡るあれこれ、中内功からのコーチ要請などその辺りも読みごたえがあった。田尾以下に関しては著者の思い入れが強すぎる感があって少し割り引いて読むのが良いかと。

2022/05/01

imagine

門田博光のNHK特集を見て、この本の表紙を思い出し読了。番組よりも濃い内容。若手時代に4番の野村克也に花を持たせるため、三振していたというのは知らなかった。どの章も過剰な熱量の文章で読み応えがあるが、個人的には田尾安志の首位打者争いにおける全打席敬遠のエピソードが活字として残されたことが嬉しい。抗議の空振りをする姿は、少年時代の自分にとって、その後の人格形成に影響するほどの事件だった。著者は谷沢健一の章で、中日ファンだと公言している。有力な書き手不在の中日ライターの座を、ぜひとも担っていただきたい。

2024/07/23

ドリル

★★★

2022/07/08

感想・レビューをもっと見る