蒼い炎Ⅳ -無限編-
蒼い炎Ⅳ -無限編- / 感想・レビュー
moonlight
コロナ禍で試合もショーも中止、練習拠点のカナダに戻ることもできず地元のリンクで1人で練習しながら気持ちも技も落ちて行ったと。コロナ前最後の試合で現行ルールでの限界を確信したことでモチベーションが4回転アクセルの成功だけになってしまったのにうまくいかない悔しさや焦燥。それでもスケートを続ける意味を探し続けた先の北京五輪。決して順風満帆ではないが、あの時があって今がある、という希望が感じられるプロ転向後の躍進。しかし…これほどのスケーターにフィギュアスケートとは⁇という悩みを与えてしまうルール変更に異議あり!
2023/05/03
蒼
使い古された表現ではあるが、「水の上を優雅に滑る白鳥は水面下で常に水を掻いている」という言葉が脆弱にすら思える読書だった。仙台出身で仙台のリンク上で2011年3月11日午後2時40分を迎えた事を、常に自分の背にかかえてリンク上に立つという覚悟の壮絶さ。競技者から演技者に変わった今も、否、変わった今だからこそ、その覚悟は大きくなっているのではないだろうかと思ってしまった。それでも羽生結弦さんは、スケート靴の紐を強くしっかり締めて氷の上で唯一無二の表現者、スケーターとして観る人々の平和を祈り続けるのだろうな。
2024/05/09
エル・トポ
コロナ禍の2019〜2020シーズンの振り返りから、北京五輪、プロとしてショーを成功させるまでの道程。【天と地と】は採点よりも自分のやりたい事を優先させたこと。ひとりで過ごしたシーズンは確かに葛藤も多かっただろうけど、それがあったからこそ自らの内面と向き合った【GIFT】が生まれたのだと思った。GIFT前日のリハーサルで腰を痛め、痛み止めを打ちながらぶっつけ本番で挑んだことは初めて知った。3月11日の【notte stellata】に関しては、先日読んだ【「死の医学」への日記】へと思い至った。
2023/05/03
必殺!パート仕事人
本当に計算されつくした演技なのですねぇ。難しい仕組みや採点基準は読み飛ばしてしまったので、つまりは写真集を見る方がいいということだろうか?競技とショウでは見られる角度も違う、全方向から見てカッコいいか考えるという話などは「本当にプロになったんだなぁ」と感じました。
2023/07/15
月華
図書館 引退からプロへ。フルカラーの写真が満載でした。
2023/08/02
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