風の又三郎――ますむらひろし賢治シリーズ② (扶桑社文庫)
風の又三郎――ますむらひろし賢治シリーズ② (扶桑社文庫) / 感想・レビュー
がらくたどん
9月1日の新学期、あなたのクラスにつむじ風に乗って又三郎は現れたかな?95年の三部作が昨年復刊されたうちの1冊。旧版当初は「銀鉄」読み比べが目的だったのでいらないかな~と思ってたのだが。『風の又三郎』の「種山ヶ原」や「さいかち渕」を思い出させる子ども達の冒険場面と『十力の金剛石』の虹の根本で植物と鉱物と宗教的精神性が見事融合合体する場面が大好き。いくらでも美しく幻想的に描ける部分だし、実際に美しく幻想的なのだが、私が賢治童話にいつも感じる素朴で熱心な好奇心と全てを大目に見たくなる愛嬌がちゃんとあるのだ♪
2024/09/06
bittersweet symphony
「十力の金剛石」の出来が飛び抜けて良い印象ですね。
2023/06/15
必殺!パート仕事人
文庫サイズでも『銀河鉄道の夜』に比べて読みやすい。絵の密度のせいか?
2024/02/06
日本一の夕暮れとヒグマ
ますむらひろし先生の絵と宮沢賢治の物語はよく合っている。現実の延長にあるファンタジーだと思う。
2023/08/10
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